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F1にはニキ・ラウダが必要だとレッドブル首脳

2018年09月11日(火)17:08 pm

7月に肺の移植手術を受けたニキ・ラウダだが、今季の残りのレースに姿を見せる可能性はないとドイツの『Bild(ビルト)』が報じている。

現在はメルセデスF1チームの非常勤会長を務めているラウダは1976年のF1ドイツGPで大クラッシュを起こし、頭部を中心に大やけどを負うなど一時は生命も危ぶまれる状況となったことがある。

だが、事故からわずか6週間後に行われたイタリアGPでレース復帰を果たすと、そのレースで4位入賞を果たすという超人的な回復力を示したことで知られている。

ラウダはその翌年の1977年、そして1984年にもF1ドライバーズタイトルを獲得。1975年と合わせて通算3度F1王座についた伝説的元F1チャンピオンでもある。

しかし、69歳となったラウダは現在もウイーンの病院に入院中で、いまだに集中的な治療が続けられている状況だ。

ラウダと親しいことで知られる同郷オーストリア出身のヘルムート・マルコ(レッドブル/モータースポーツアドバイザー)は『Bild(ビルト)』に対し、見舞いに行きたいのはやまやまだが現時点ではそれが許されていないのだと次のように語った。

「(ラウダと)会えるのは家族、つまり彼の奥さんと子供たちだけなんだ」

「医者によれば彼にはウイルスや、ほかの人たちが持ち込むバクテリアに感染する危険があるそうだ」

「みんな彼がいなくてさびしがっているよ。メルセデスも彼がいなくてさびしく思っている。F1も彼がいなくてさびしい。誰もが、彼のカリスマ性や率直な物言いを恋しく思っている」

そう語ったマルコは次のように締めくくっている。

「ニキは戦い抜いて再び我々の前に姿を見せるよ。我々には彼が必要なんだ」

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