フェラーリが6日(木)に、キミ・ライコネンと2019年の契約を結ばないことを正式に決定する予定だと伝えられている。
一時は来季もフェラーリ残留がほぼ間違いないと伝えられていたキミ・ライコネンだが、最近ではフェラーリ育成ドライバーのシャルル・ルクレール(ザウバー)がそのシートを奪うことになるとうわさされている。
先週末にF1イタリアGPが開催されたモンツァでは、すでにフェラーリがライコネンに来季のシートはないと伝えたようだとのうわさもささやかれていたという。
イタリアの『Corriere dello Sport(コリエーレ・デロ・スポルト)』は、フェラーリの新会長となったジョン・エルカーンが直接ライコネンに電話をしてそれを伝えたのだと報じている。
これまでベッテルのサポート役に回ることが多かったライコネンだが、イタリアGP予選ではベッテルからポールポジションを奪い取ると、翌日のレースでもスタート直後にベッテルに順位を譲るそぶりも見せなかった。
オランダのテレビ局『Ziggo Sport Totaal(ジッホ・スポルト・トタール)』は次のようなベッテルのコメントを報じている。
「これからは、チームメートを含む3台と戦わなければならなくなったのは間違いないね」
「僕は誰からの助けも期待していないよ」
ベッテルのコメントからも、もはや友人でもあるライコネンからのサポートが期待できない状況となってきていることがうかがえるが、それはライコネンにすでにシート喪失の事実が伝えられたためだろうと推測している者もいるようだ。
イタリアのテレビ局『Sky Italia(スカイ・イタリア)』は、フェラーリは間もなくライコネン放出を正式発表するだろうと報じている。フェラーリでは6日(木)に会議を予定しており、そこで正式決定を行うことになると見られている。