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トロロッソ・ホンダ移籍のチャンスを探るバンドーン

2018年09月04日(火)18:42 pm

マクラーレンとの契約が今季限りで終了することが明らかとなったストフェル・バンドーンだが、来季に向けてトロロッソ・ホンダのシート獲得を視野に入れているようだ。

マクラーレンは3日(月)に今シーズンいっぱいでバンドーンがチームを去り、来季は現在リザーブドライバーを務めている18歳のランド・ノリスをその後任に据えることを発表した。

だが、ベルギー出身ドライバーであるバンドーンのマネジャーを務めるアレッサンドロ・アルンニ・ブラビはバンドーンにF1を続けさせる自信があると主張している。

「正式に発表されて状況がはっきりとしたことはいいことだよ」とアルンニ・ブラビはベルギーの『La Derniere Heure(デルニエール・ウール)』に語った。

■ザウバー加入の可能性は?

そして今バンドーンが視野に入れているチームのひとつはザウバーだと考えられている。

ザウバーではシャルル・ルクレールが来季はキミ・ライコネンの後任としてフェラーリへ移籍するのではないかとうわさされており、そうなればシートがひとつ空くことになる。

だが、少し前にザウバーのチーム代表を務めるフレデリック・バスールが、バンドーンは来季の候補ドライバーリストに入っていないとコメントしたことが伝えられており、今後交渉が進展するかどうかは疑わしい状況だ。

■可能性が高いのはトロロッソ・ホンダ?

そんな中、ザウバーよりも可能性が高いと考えられるのがトロロッソだ。

ピエール・ガスリーが来季レッドブルに昇格することが決まったことで、現時点では少なくともトロロッソのシートがひとつ空くのは確実な状況となっている。

さらに、ブレンドン・ハートレーに関しても思うような結果が出せないことから、トロロッソのドライバー決定権を持つレッドブルではその後任ドライバーも探していると言われており、2019年に向けては2つのシートがまだ決まっていないというのが現状だ。

2014年からマクラーレンのリザーブドライバーを務めていたバンドーンは2015年から2017年までホンダと一緒に仕事をしてきており、2016年にはやはりスーパーフォーミュラをホンダエンジンで戦ったという経験も持っている。

ホンダがマクラーレン時代のバンドーンにいい印象を持っていれば、話がスムーズに進む可能性もありそうだ。

■「プランCまで用意している」とマネジャー

マクラーレンが来季のドライバー体制を発表する前、アルンニ・ブラビは「ストフェルが2019年もF1にいるのは100%間違いない」とコメントしていた。

今でも同じように言えるのかと質問されたアルンニ・ブラビは次のように答えている。

「そうだ。私は冷静だし、彼にはリザーブドライバーなどではなくレースドライバーとしての将来があるという自信を持っている」

「ストフェルは不振に苦しむチームで2年間の経験を積んだ優秀なドライバーだ。それに彼はこれまでで最高のチームメートであるフェルナンド・アロンソからも多くを学んできたからね」

だが、もしザウバーやトロロッソのシート獲得がうまくいかなかったらどうするのかと質問されたアルンニ・ブラビは次のように答えている。

「我々にはプランAとB、そしてCもあるんだ」

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