今季限りでのF1引退を発表したフェルナンド・アロンソだが、先週末にF1イタリアGPが開催されたモンツァではそのアロンソに対する批判が相次いだ。
■アロンソがいなくなるのが待ちきれないとマグヌッセン
予選Q2でタイムアタックに入ったケビン・マグヌッセン(ハース)はその直後に自分のスリップストリームを利用して横に並んできたアロンソにターン2でコース外へ押し出される形となり、そこでQ2敗退が確定してしまっていた。
マグヌッセンは、アロンソは自分のことを「神だと思っているようだ」と批判。「彼の引退が待ちきれないよ」と付け加えていた。
■アロンソとの接触でダメージを負ったガスリー
そして、来季はトップ3チームのひとつであるレッドブルへの昇格が決まっているピエール・ガスリー(トロロッソ)もモンツァでの決勝ではアロンソにひどい目にあわされたと主張している。
「僕が外側にいたんだけど、彼が僕をコース外へ押し出したんだ。僕は縁石に乗ってしまったんだけど、彼が僕のクルマに接触し、それでダメージを負ってしまったよ」
そう語った22歳のガスリーは15歳年上のアロンソについて次のように続けた。
「あれは正しいことではないと僕は思う。ドライバーにはライバルのためにスペースを残しておく必要があるからね」
「彼はもう来年はF1にいないことが分かっているから、これまでよりもいっそう攻撃的にやっているんだ」
「彼がうちのチームのことが好きではないのも分かっている。僕たちはホンダエンジンを使っているからね。だけど、ああいうやり方はないよ」とガスリーは付け加えた。