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【FP2レポート】ホンダはトップ10キープならず 地元フェラーリ好調/F1イタリアGP

2018年09月01日(土)0:04 am

2018年F1第14戦イタリアGPが8月31日(金)、モンツァ・サーキット(全長5.793km)で開幕。現地時間15時(日本時間22時)から行われたフリー走行2回目でフェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップに立った。

●【FP2結果】2018年F1第14戦イタリアGPフリー走行2回目のタイム差、周回数

フリー走行1回目は雨にたたられたイタリアGP初日だが、現地時間午後に開始されたこのセッションは曇り空の下ながらドライコンディションとなった。

ところが、ミディアムタイヤでのタイム計測ラップに入ったザウバーのマーカス・エリクソンがターン1への進入でコントロールを失いコース左のバリアに激突。マシンはその後宙を舞い、数回転して地面にたたきつけられるという大クラッシュとなった。セッションはここで赤旗中断となる。開始からわずか2分ほどが経過したところだった。

幸いエリクソンにけがはなく、自力でマシンを降りた。どうやら追い抜き支援システムであるDRSに異常が発生し開いたウイングが閉じなかったことがコントロールを失った原因だったようだ。

その後ザウバーのもう1人のドライバーであるシャルル・ルクレールのマシンにもDRSトラブルが見つかり、しばしその修復作業に追われることになってしまった。

約20分の中断をへてセッションが再開されると、ドライバーたちが一斉にコースに入り、失った時間を取り戻そうとするかのように積極的に周回を重ねていく。

ベッテルはここでいち早くここに持ち込まれたドライタイヤの中では一番軟らかいコンパウンドのスーパーソフトタイヤを投入。順当にトップタイムをマークする。

ドライバーたちが最初の走行プログラムを終えた時点ではキミ・ライコネン(フェラーリ)が2番手、3番手ルイス・ハミルトン(メルセデス)、4番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、5番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)というトップ5の顔ぶれとなった。

この時点でトロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリーが12番手、ブレンドン・ハートレーが14番手に位置した。

セッションが折り返し点を迎えたころからベッテル以外のドライバーたちもスーパーソフトタイヤに履き替えて予選シミュレーションプログラムを開始する。

いったんライコネンがトップに立つが、ベッテルがこのセッションでの最速タイムとなる1分21秒105を刻んで再びトップに返り咲く。それにメルセデスのハミルトンとボッタス、レッドブルのフェルスタッペンとダニエル・リカルドが続き、順当にトップ3チームのドライバーたちが上位6ポジションを占める形となった。

トップ3チームに続いたのは新生フォース・インディアのエステバン・オコンとセルジオ・ペレスで、DRSに不安を抱えながらもルクレールが終盤に9番手に食い込んだ。10番手はルノーのニコ・ヒュルケンベルグだった。

トロロッソ・ホンダ勢はガスリーが14番手、ハートレーが16番手でこのセッションを終えている。

だが、ハートレーの方には何かのトラブルが発生した模様で、ほかのドライバーたちの半分ほどとなる16周しかできず、ガレージでかなりの時間を費やすという今後にやや不安を残す展開となった。

■フリー走行2回目トップ10ドライバー

トップ/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:21.105
2番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:21.375
3番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:21.392
4番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:21.803
5番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:22.154
6番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:22.296
7番手/エステバン・オコン(フォース・インディア) 1:22.930
8番手/セルジオ・ペレス(フォース・インディア) 1:22.942
9番手/シャルル・ルクレール(ザウバー) 1:22.965
10番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:23.063

F1イタリアGPフリー走行3回目は、明日の日本時間19時から始まる。

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