マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の父親であるヨス・フェルスタッペンが、なぜダニエル・リカルド(レッドブル)が来季ルノーへ移籍することを決めたのかよく分からないと語った。
リカルドがルノーからのオファーを受けた理由のひとつには、レッドブルがフェルスタッペン中心のチームになりつつあるためだと考えている者もいるようだ。
■リカルドとフェルスタッペンに処遇の差はない
だが、1994年にベネトンでF1デビューを飾り、以降10年にわたってアロウズ、ティレル、ミナルディなどでドライバーを務めた経験を持つヨスは、そうした見方は間違いだと『Speedweek(スピードウィーク)』に語り、次のように続けた。
「それには100%の自信があるよ。彼らはうまくやっている」
「もちろん、予選やレースではお互いがライバルだ。だが、私から見れば彼らの関係はすごくいいよ。だから、私には理解できないんだ」
「トップチームからより小規模なチームへ移籍するのは、それが正しいことなのかどうか私には分からない。私ならそうはしなかっただろうね」
ヨスは、レッドブルにはドライバーを公平に扱うという明確なポリシーがあるため、リカルドが2人に対する扱いの違いによって移籍を決めたというのは間違いだと主張し、「彼らは以前もそうしてきたし、今でもそうしているよ」と付け加えた。
■フェルスタッペンはガスリーともうまくやれる
ともあれ、今季限りでリカルドが離脱することが確定しており、レッドブルではその後任として現在ジュニアチームのトロロッソに所属しているピエール・ガスリーを2019年にシニアチームに移籍させることを決めている。
そのドライバー人事について質問されたヨスは次のように答えた。
「それは当然のことだね。マックスはピエールともうまくやれると思うよ」