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【トロロッソ・ホンダ】ハートレー「低ダウンフォースで戦うモンツァは楽しめるレースになりそう」

2018年08月30日(木)16:45 pm

トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、モンツァ・サーキットで行われる2018年F1第14戦イタリアGP(9月2日決勝)に向けて次のようにコメントした。

■ブレンドン・ハートレー

「以前モンツァでは何度かうまくやったことがある。フォーミュラ・ルノー2.0ではここで勝ってヨーロッパ選手権タイトルにつなげたし、F3でも表彰台に上ったよ。LMP1(WEC:世界耐久選手権)のテストをやったことも覚えている。でもレースをしたことはないけれどね。モンツァには長い歴史があるし、ここに着くとすぐに特別な雰囲気を感じることができるよ。ここを初めてF1マシンで走るのをすごく楽しみにしているんだ」

「モンツァはすごく高い最高速に到達することで有名だけど、F1ドライバーはそういう感覚にはまひしているよ。そういうスピードは何度も経験しているからね。ダンピングやサスペンションも今はすごくいいから、クルマもかなり安定するんだ。もちろんそれによって少しスピードは落ちるけれどね」

「それでも、モンツァにはアスカリシケインやパラボリカがあるし、そして時速350km以上のスピードから急ブレーキを掛けるのは素晴らしい経験になると思うよ。すべてのチームがモンツァには特別仕様の空力パッケージを持ち込むし、可能な限り小さなダウンフォースで走行することになる。だから誰にとってもここでは違うクルマのようになるだろうね」

「実際のところ、そうしたことによってレースも面白くなるかもしれないよ。ほかのクルマを追いかけてスリップストリームに入ったときに失われるダウンフォースも小さくなるからね。普段、僕たちはかなりのダウンフォースとそれによるグリップの高さがあるし、スライディングの量などすべてのことを調整しているけれど、それは観客の目に見えるものではない。クルマに乗ればかなり大きいと感じるにしてもね。だから小さなダウンフォースで走るモンツァではそういうことがもっとはっきりと現れるだろうと思っているよ」

「ダウンフォースが小さいということは、ブレーキングの距離が長くなるってことなんだ。特にフロントブレーキがロックしやすくなるから、それによってオーバーテイクのチャンスも増えるだろうね。そういう意味では僕たちにはちょっとばかり不利だろうとは思うけれど、楽しめるのは確かだよ」

「ここではレースに向けてどうクルマを仕上げるかが重要だし、時には天候の影響を受けることもある。僕としても楽しみにしているサーキットなんだ。トロロッソにとってはホームレースだし、いろんな旗に交じって(イタリアの)3色の旗がたくさん見られることを期待しているよ」

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