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バンドーンのF1キャリアが今年で終わることはないとマネジャー

2018年08月27日(月)18:31 pm

ストフェル・バンドーンは2019年も間違いなくF1で走る。

そう主張するのは今季マクラーレンで2年目のフルシーズンを迎えているバンドーンのマネジャーだ。

■近々にシート喪失かとうわさされるバンドーン

今季も不振が続いているマクラーレンだが、中でもバンドーンは今季ここまで一度もフェルナンド・アロンソを予選で上回ることができず、獲得ポイントもアロンソの44に対してわずか8ポイントと大きく後れをとっている。

そのバンドーンに関しては、今季限りでマクラーレンのシートを失うのは間違いないだろうとうわさされており、中には今週末に行われるF1第14戦イタリアGP(9月2日決勝)もしくは第15戦シンガポールGP(9月16日決勝)からほかのドライバーにシートを奪われる可能性すらあるとも言われている。

ベルギー出身のバンドーンにとってはホームレースでもあった先週末のベルギーGPでは、バンドーンはなんとすべてのセッションを最下位で終えるという不名誉な記録さえ作ってしまい、即時解雇もありそうだとのうわさがさらに強くささやかれるようになっている。

■いら立ちを隠せないバンドーン

仮にバンドーンがシートを失うとすれば、その後任を務めるのはリザーブドライバーのランド・ノリスだと考えられている。ノリスは今季限りでのF1引退を決めたアロンソに代わってベルギーGP金曜フリー走行1回目に出走している。

フリー1ではマシンに問題が発生したこともあり、このとき一番硬いコンパウンドであるミディアムタイヤだけでセッションに臨んだノリスのタイムをも上回ることができなかったバンドーンは、チームがセッション後に出した公式リリースの中で「僕らの比較をするのであれば、チームはまずはちゃんと走ることができるクルマを用意すべきだよ」と語るなど、自身が非常に不安定な立場に置かれていることを示唆するようなコメントを行っている。

■今季は最後まで走るとマネジャー

だが、バンドーンのマネジャーを務めるアレッサンドロ・アルンニ・ブラビはベルギーのテレビ局『RTBF』に次のように語った。

「うわさはいつもあるものさ。だが、今週末はあまりにも多すぎたと思うし、それらは現実を反映したものではないよ」

「ストフェルは、2018年はマクラーレンのドライバーだし、シーズン最後まで走るよ。それは間違いない」

■来年もF1に残るチャンスは100%

だが、2019年はマクラーレン以外のチームを探す必要が生じるのではないかと質問されたブラビは次のように続けた。

「多くのドライバーたちが可能性を探っていろんなチームと話をしている。それは我々にとっても同じさ」

「ストフェルのためにいいクルマを得たいと思っているし、彼も自分の仕事に集中しなくてはならない。私もすべての選択肢に目を向けているよ。我々にとってはマクラーレンが第一候補だ」

「しかし、もしこのチームが来年に向けていい選択肢ではない場合、我々もストフェルのためにほかの選択肢も検討することになる」

「彼は非常にプロフェッショナルな男だし、プレッシャーにもうまく対応できる。彼はおとなしいが、だからといって積極性に欠けるというわけではないんだ。私は彼が来年もF1を続けるために100%のチャンスを提供するよ」

そう語ったブラビは次のように結んでいる。

「保証はない。だが、彼は今もなお非常に有望な若手ドライバーのひとりだし、それに関してはマクラーレンを始め、ほかの多くのチームも認めているよ」

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