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【FP1レポート】ホンダはトップ10にコンマ1秒届かず トップはフェラーリ/F1ベルギーGP

2018年08月24日(金)20:02 pm

2018年F1第13戦ベルギーGPが8月24日(金)、スパ・フランコルシャン・サーキット(全長7.004km)で開幕。現地時間11時(日本時間18時)から行われたフリー走行1回目でフェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップに立った。

夏休みが終わり、全21戦で戦われる2018年F1シーズンもいよいよ正念場となる後半に入った。その初戦となるスパ・フランコルシャンでの最初のセッションは気温15℃、路面温度22℃というコンディションのもとでスタートされた。

各ドライバーが最初の走行プログラムに臨んでいくが、開始20分前後のところでサーキットの一部に小雨が落ち始める。幸いこの雨は短時間で上がったものの、ドライバーたちは最初のセッションから一部では雨が落ち、ほかの部分には日差しが降り注ぐというやっかいなスパ・ウェザーを経験することになった。

来季はルノーに移籍することになったレッドブルのダニエル・リカルドだが、インストレーションラップを終えたところでクルマにトラブルがあることが判明。以後ガレージで長時間にわたって修復作業が行われることになった。

セッション開始から40分が経過し、ドライバーたちが最初の走行プログラムを終えた時点では現在ランキングトップに位置しているメルセデスのルイス・ハミルトンがトップに立ち、それにチームメートのバルテリ・ボッタス、フェラーリのキミ・ライコネン、レッドブルのマックス・フェルスタッペン、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが続く展開となる。

新オーナーのもとでこのベルギーGPから再出発を切った新生フォース・インディアのエステバン・オコンが6番手、チームメートのセルジオ・ペレスも10番手に食い込む健闘を見せた。また、来季レッドブル昇格が決まったトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーも9番手とまずまずの位置につけた。

セッションが後半に入ると、ここに持ち込まれたドライタイヤの中で中間に位置するソフトタイヤを履いたベッテルがトップタイムをマーク。一方、ハミルトンは一番硬いミディアムタイヤで決勝を想定したプログラムを展開する。

ソフトタイヤのフェルスタッペンがベッテルと同じソフトタイヤで2番手に順位アップ。ライコネンもメルセデス勢に割り込んで4番手に上がった。

ガスリーとブレンドン・ハートレーのいずれもこのセッションではソフトタイヤだけで走行プログラムを組んだトロロッソ・ホンダ勢だが、一番軟らかいコンパウンドのスーパーソフトタイヤを履いた中団グループ勢の中でガスリーが終盤までトップ10内に位置するまずまずのパフォーマンスを示した。

しかし、終盤にきてスーパーソフトを履いたドライバーたちがタイムを短縮。さらにセッションの残り時間が3分ほどとなったところでやっとスーパーソフトタイヤを履いてコースに出てきたリカルドがこのセッション最初で最後のアタックで6番手タイムをマーク。

ガスリーはこれで11番手に下がり、スパでの最初のセッションではコンマ1秒弱の差でトップ10入りを逃している。ハートレーは15番手だった。

■フリー走行1回目トップ10ドライバー

トップ/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:44.358
2番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:44.509
3番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:44.676
4番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:44.718
5番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:44.724
6番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:45.558
7番手/エステバン・オコン(フォース・インディア) 1:45.786
8番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:45.951
9番手/セルジオ・ペレス(フォース・インディア) 1:46.169
10番手/カルロス・サインツ(ルノー) 1:46.210

F1ベルギーGPフリー走行2回目は、この後日本時間22時から始まる。

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