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リカルドの突然の心変わりは「奇妙」だったとレッドブル首脳

2018年08月23日(木)17:12 pm

レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、ダニエル・リカルドが突然来季ルノーに移籍することを決めたのは「とても奇妙」だったと語った。

事実、誰もがリカルドは来季もレッドブルに残留するのは間違いないと考えていた。しかし、リカルドとルノーが8月3日(金)に来季以降の契約を締結したと発表。このニュースには世界中が驚かされた。

■レッドブル残留の意思表示をしていたリカルド

「すごく奇妙な話だよ」

ザルツブルクの『Servus TV(セアヴスTV)』にそう語ったマルコは次のように続けた。

「(第9戦)オーストリア(GP)の前の水曜日に我々は合意に達していた。ハンガリーでは、彼は私とマテシッツ氏(レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツ)の2人に火曜日(7月31日)のテストのときにサインすると言ったんだ。彼はそうしなかった」

「木曜日(8月2日)に、私は電話を受けたんだが、彼の声が変だったんだ。私は彼に『我々は大人なんだから単刀直入に話しなさい』と言ったよ。彼は、ルノーに行くことになったと言った」

「唯一私に想像できることは、彼はホンダが信じられなかったんだろう。そして、ルノーが彼にものすごく高額のオファーを出したんだろうね。だが、当面彼がシューイをするのは非常に難しいだろうと私は思うよ」

■来年はホンダがルノーに勝つ

そう語ったマルコは、リカルドはルノーとの仕事を継続することを決めたものの、レッドブルがルノーと決別してホンダと組むことにした判断は決して間違ってはいないと次のように続けた。

「リカルドとは違い、我々はルノーへの信頼を失ってしまったんだ。彼らは競争力を上げると約束していたが、それが実現されたことはなかった。(ホンダから)我々に提供されたチャンスを歓迎したのはそのためだよ」

「我々はまずトロロッソでスタートしたが、すべては完ぺきに機能した。そして、ホンダは来年にはさらに懸命な取り組みを見せるだろう」

「我々はマクラーレンとは異なる取り組み方で臨むよ。彼ら(マクラーレン)は事実上ホンダに対してエンジンをこういうものにしなくてはならないという指示を出していた。我々は単に彼ら(ホンダ)には可能な限り最高のエンジンを造ってくれと言うだけだし、我々もなんとかしてそれに適応させていくつもりだ」

そう主張したマルコは次のように付け加えた。

「彼ら(ホンダ)がミスを犯したのは確かだ。だが、トロロッソと組んだ今年はいろんなことが改善されているのをはっきりと目にすることができる。来年も我々がルノーの上にいるのは間違いないよ」

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