セパン・インターナショナル・サーキットの関係者が、F1マレーシアGP復活のうわさを否定した。
最近、昨年限りでF1カレンダーから姿を消したマレーシアGPが、ナイトレースとして再びF1に戻ってくるかもしれないと報じられた。
このうわさは、今週F1を開催していたセパン・インターナショナル・サーキットが照明システムを設置したと報じられたことを受けて急浮上したものだった。
昨年限りでF1開催権を放棄したセパンだが、その後もF1復活を目指す動きもあるようだとのうわさがささやかれていた。
だが、マレーシアのマハティール・ビン・モハマド首相は今回のうわさに対し、実際にセパンでF1のナイトレースを開催するためには「別の照明設備」が必要になるだろうと語り、次のように付け加えた。
「F1のテレビ映像は非常に品質がいい。これ(セパンに新設された照明設備)はそこまでの明るさはない」
セパン・インターナショナル・サーキットの責任者も今回設置した照明設備は「普通のレース」用のものに過ぎず、設置した目的も「より多くの予約」をとるために過ぎないとしている。
だが、今回の照明設備設置はF1の統括団体でもあるFIA(国際自動車連盟)の承認のもとで行われており、伝えられるところによればすでにバーレーンとアブダビで行われているF1ナイトレースの専門スタッフたちも関与していたという。
だが、マレーシアの青年・スポーツ省担当大臣を務めるサイエド・サディクは次のように主張した。
「議会はF1から撤退し、MotoGPやスーパーバイクを含む二輪スポーツに集中することを決定している」
「F1はコストがかかるし、限界利益も減少し続けていたからね」