F1ハンガリーGPから2日後の火曜日、F1インシーズンテストがハンガロリンクで開催され、トロロッソ・ホンダのジョナサン・エドルズ(チーフ・エンジニア)が初日を次のように振り返った。
■ジョナサン・エドルズ(トロロッソ・チーフ・エンジニア)
「ブダペストでのテスト初日は、通常のテストプログラムを行うマシンに加え、ピレリのタイヤテスト用のマシンを走らせたこともあり、チームにとってはとても忙しく、けれども非常に有意義な一日となりました。
トロロッソ・ホンダのテスト用マシンはハートレーがステアリングを握りましたが、メカニカルセッティング、エアロダイナミクス、タイヤの使い方、そしてホンダが行うPU関連のテストなど、多くの項目をカバーするプログラムを組んでいました。
通常のレース週末に比べると時間的制約が少ないこともあり、今後のレースで投入予定があるいくつかのアイテムを装着し、普段は行えないより精緻(せいち)な内容でのテストを行いました。期待していた効果を確認できたので、結果はポジティブなものでした。
PU関連でも多くのアイテムをテストしましたが、どれもよく機能していたと思います。エアロのテストについては明日も継続し、他チームが今日行っていたようなレイクを装着した上での走行を多く行う予定です。
高い気温の下でのタイヤの使い方に関しては、先日のハンガリーグランプリの中でチームとしてかなり理解が進んだと感じています。今日はその効果を改めて確認し、さらに理解を深めるためのプロセスを踏んでいました。
今日は非常に生産的な一日で、パフォーマンス向上の観点で、今後の実戦投入が楽しみになるようなアイテムを確認することができました。
明日も今日と同様に2台のマシンを走行させる予定で、ハートレーとガスリーがタイヤテストを分担する一方で、ショーン・ゲラエルがチームのテスト用マシンを走行させる予定です」。