ストフェル・バンドーン(マクラーレン)が、夏休み明けに行われるF1第13戦ベルギーGP(8月26日決勝)でも自分が走るのは間違いないと主張した。
■バンドーンにシーズン前半でシート喪失のうわさ
今季不振が続いているマクラーレンだが、特にバンドーンの方はチームメートのフェルナンド・アロンソに大きな差をつけられている。今季ここまでの獲得ポイントもアロンソの44ポイントに対してバンドーンはわずか8ポイントしか稼ぐことができていない。
こうしたことから、しばらく前からバンドーンがこのままシートを確保するのは難しいのではないかとのうわさがささやかれていたが、最近ではスパ・フランコルシャンで行われるベルギーGPからジュニアドライバーのランド・ノリスがアロンソのチームメートに抜てきされるのではないかともうわさされている。
■その可能性は「非常に小さい」とザック・ブラウン
バンドーンの母国ベルギーの『La Derniere Heure(デルニエール・ウール)』から、そうなる可能性はあるのかと質問されたマクラーレン・レーシングCEOのザック・ブラウンは、「可能性は非常に小さい」と答えている。
だが、ではその可能性はないということかと念を押されたブラウンは、ただ「その可能性は非常に小さいということだ」と繰り返すのみだった。
ブラウンは、チームは今でもバンドーンをサポートし続けており、前戦ハンガリーGPに向けてバンドーンのF1マシンのシャシーを交換したのもその表れだと主張している。
しかし、ブラウンは今後ほかのドライバーたちとも話をすることになるだろうとも認め、それは「シーズンのこの時期においては普通のことだ」と語った。
■ベルギーGP出走に自信を見せるバンドーン
ベルギー出身ドライバーのバンドーンにとって、うわさされているように母国レースのベルギーGPでシートを失うことになれば非常に悲しいことになるのは間違いない。
そのバンドーンは、来月スパ・フランコルシャンで行われるホームレースには間違いなく出走できるのかと質問されると次のように答えた。
「うん、自信はすごくあるよ」
「悪いレースが2レースも続けば、すべてが悪いことにされてしまう。だけど、ひとつのレースでうまくやれば神様のように扱われるんだ。それがF1なんだよ」