3つのF1チームがフォース・インディアの権利譲渡に反対していると伝えられている。
イギリスのシルバーストンにファクトリーを構えるフォース・インディアだが、このほど裁判所から破産宣告を受け、現在は管財人の管理下に置かれている。
だが、小規模なプライベートチームながら2016年から2年連続でコンストラクターズランキング4位となったフォース・インディアの買収に意欲を見せている者もかなりいるとも伝えられている。
だが、フォース・インディアを買収して新たなオーナーとなろうとする者が巨額のF1賞金を含むすべての資産管理権を手にするには、既存の全F1チームによる合意が必要となる。
そして、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が伝えたところによれば、マクラーレン、ウィリアムズ、ルノーの3チームがそれを認めない方針を示しているという。
しかし、F1オーナーのリバティ・メディアはフォース・インディア救済のために尽力することを明らかにしている。
「ここ数年にわたってこのチームは限られたリソースで何ができるかということを示す素晴らしい例となっていた。予算の規模よりも、何をするか、どのようにするかということの方がずっと重要なのだということを示したんだ」
そう語ったF1モータースポーツ担当マネジングディレクターのロス・ブラウンは次のように付け加えている。
「F1はこのチームが確実に生き残ることができるよう権限を最大限に行使していくつもりだし、今後数日もしくは数週間のうちに存続が確定することを心から願っている」