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フォース・インディアの買収候補者はたくさんいるとヴォルフ

2018年07月31日(火)5:15 am

メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)が、フォース・インディアの状況を注視しているところだと語った。

フォース・インディアは現在PU(パワーユニット)の供給を受けているメルセデスや、ドライバーのセルジオ・ペレス、そして現在メインスポンサーを務めているBWT社に多額の借金を抱えており、ついに先日裁判所から破産宣告が下されてしまった。

だが、小規模予算のプライベートチームながら2016年と2017年には3強チームに次ぐコンストラクターズランキング4位となったフォース・インディアには買収候補者も少なくないと考えられている。

ヴォルフとしても現在自分たちからPUを購入しているフォース・インディアがこのまま消えることは望んでいない。

「誰が(買収に)興味を示すか、様子を見ることにしよう」

F1ハンガリーGPが開催されたハンガロリンクでそう語ったヴォルフは次のように付け加えた。

「可能性のある買収候補について、そして我々の協力関係にどういう影響が及ぶかを知りたいと思っているところだ」

ヴォルフはさらに、フォース・インディアが現在の苦境を乗り越えてチームが存続することを期待していると次のように続けた。

「まず、我々はビジェイ・マリヤ(フォース・インディア/チームオーナー兼代表)に敬意を示さなくてはならない。彼は常にチームを支え、資金を投入してきた。彼自身も困難な状況を抱えてしまい、それがチームに影響を及ぼしてしまったんだ」

「今ではチームに非常に大きな興味を示している買収候補者がたくさんいる。彼らには資金力があるし、結果を出すにはどれほどの金が必要なのかということも理解している。だから、これからどうなるか様子を見ていこう」

今季のF1第11戦ドイツGPの後ではハースと同ポイントながらコンストラクターズランキング5番手に位置していたフォース・インディアだが、先週末に行われた第12戦ハンガリーGPではノーポイントに終わり、ハースが2台そろってポイントを獲得したことで、現在はランキング6番手に後退している。

フォース・インディアが夏休み明けの第13戦ベルギーGPにエントリーできるのかどうかは現時点では明らかになっていない。

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