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【タイヤ戦略】スタート時のタイヤ選択は自由に。別れた戦略 トロロッソ・ホンダは2019年タイヤをテストへ

2018年07月30日(月)15:29 pm

F1第12戦ハンガリーGP決勝レースは、スタート直後には路面温度が60°Cを超える、極めて高温のコンディション下でレースが行われた。

●【画像:決勝レース結果】2018年F1第12戦ハンガリーGP決勝レースのタイム、周回数、ピット回数

そんな中、メルセデスのルイス・ハミルトンが、ウルトラソフトーソフトと繋ぐ1ストップ戦略を採り、ポール・トゥ・ウィンでハンガリーグランプリを制した。

4番グリッドからスタートしたフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、ソフトーウルトラソフトと繋ぐ1ストップ戦略で2位を獲得した。

2ストップ戦略を採ったフェラーリのキミ・ライコネンは、3位を獲得した。

ベッテルと同様の戦略を採ったレッドブルのダニエル・リカルドは、12番グリッドのスタートから4位入賞を果たした。

■ピレリ・カーレーシング責任者マリオ・イゾラのコメント

「昨日の予選がウェットコンディション下で行われたため、各チームはスタート時に装着するタイヤを自由に選択可能となり、戦略が多岐に分かれることに繋がりました。特に、ベッテルとリカルドは、ライバルたちとは異なる戦略でグリッドポジションをアップすることに成功しました。

昨日の雨の後、路面が初期状態にリセットされ、金曜日のフリー走行で各チームが取得したデータは、レース戦略を構築するにあたって信頼性の高いものとなりました。結果的に、全体を通して、複数の異なる戦略が見られました。

各チームは、これまでにない程の高い路面温度の下で優れた耐久性を示した全3種類のコンパウンドを活用することができました」

■ピットストップ戦略

ルイス・ハミルトンは、ピレリが予測した最適な1ストップ戦略で優勝した。ウルトラソフトでスタートしたハミルトンは、25周目にソフトへ交換。結果的に5位に終わったチームメイトのバルテリ・ボッタスは、ハミルトンと同様の戦略を採ったものの、ソフトタイヤで長い最終スティントを走行した。

■火曜日からのテストでトロロッソ・ホンダが来季型タイヤをテスト

ハースを除く全チームがハンガリーに留まり、火曜日と水曜日に行われる今年2回目のインシーズンテストに臨む。トロロッソの1台が、ピレリの2019年型プロトタイプタイヤをテストする予定だ。

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