NEXT...F1開催スケジュール

【FP3レポート】ホンダはトップ10キープ フェラーリも好調を保って予選へ/F1ハンガリーGP

2018年07月28日(土)20:30 pm

2018年F1第12戦ハンガリーGPが7月28日(土)、ハンガロリンク(全長4.381km)で2日目を迎え、地時間12時(日本時間19時)から行われたフリー走行3回目でフェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップに立った。

●【画像:FP3結果】2018年F1第12戦ハンガリーGPフリー走行3回目のタイム差、周回数

雨が心配されていた今日のブダペストだが、予選前最後のフリー走行は好天に恵まれ路面温度も50℃以上という条件のもとでスタートされた。

セッション前半では昨日のフリー走行2回目でトップタイムを刻んだベッテルが好調を維持するように1分16秒343のトップタイムを刻み、それにバルテリ・ボッタス(メルセデス)、キミ・ライコネン(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ダニエル・リカルド(レッドブル)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続く展開となった。

60分のセッションが後半に入ると、まずライコネンが新品ウルトラソフトタイヤに履き替えてコースイン。ライコネンはベッテルに次ぐ2番手タイムをマークする。

だが、その直後にアタックを開始したボッタスがベッテルが出していた全体ベストタイムを更新する1分16秒229を刻んでトップに立つ。だがそのボッタスの後ろからアタックに入っていたハミルトンはシケインでスピンを喫してしまうなど今一つリズムに乗ることができない。

そしてセッション開始42分を回ったところで新しいタイヤに履き替えたベッテルが1分16秒170をマーク。ボッタスに100分の6秒差をつけて再びトップに立った。

再びベッテルからトップの座を奪うべくアタックに入ったボッタスだったが、ハミルトン同様ターン6のシケイン部分でスピン。ボッタスのクルマが横滑りし左側からガードレールにヒットするというシーンも展開された。

ギアボックスやサスペンションへのダメージが懸念されたボッタスだったが、その後またコースに出て走行を行っており、重大な不具合にはつながらなかったようだ。

初日にはフェラーリ勢とともに好調ぶりを示していたレッドブルだが、このセッションではメルセデス勢のタイムにも届かず、リカルドがトップから0.633秒差の5番手、フェルスタッペンも同じく0.776秒差の6番手にとどまった。

この結果、ベッテルが昨日のフリー2から2セッション連続でトップに立ち、優位を保ってこのあと行われる予選を迎えることになった。

3強チームに次ぐ7番手8番手にはルノーのカルロス・サインツとニコ・ヒュルケンベルグがつけ、9番手にハースのロマン・グロージャン、そしてトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが10番手に食い込み、フリー走行2回目に続いてトップ10圏内でセッションを終えている。

トロロッソ・ホンダのもう1台ブレンドン・ハートレーは12番手だったが、10番手となったガスリーとの差はわずかコンマ1秒ちょっとだった。中団グループは非常に接戦となっており、このあとに行われる予選ではちょっとしたミスやトラフィックの影響で順位が大きく変動する可能性もある厳しい戦いとなりそうだ。

■フリー走行3回目トップ10ドライバー

トップ/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:16.170
2番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:16.229
3番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:16.373
4番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:16.749
5番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:16.803
6番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:16.946
7番手/カルロス・サインツ(ルノー) 1:17.754
8番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:18.083
9番手/ロマン・グロージャン(ハース) 1:18.084
10番手/ピエール・ガスリー(トロロッソ) 1:18.139

F1ハンガリーGP予選は、このあと日本時間22時から始まる。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック