ホンダF1テクニカルディレクターの田辺豊治が、ハンガロリンクで行われる2018年F1第12戦ハンガリーGP(29日決勝)に向けて次のようにコメントした。(ホンダ公式サイトより)
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
「週末を通して苦しみながら、最後に1ポイントを獲得できたドイツグランプリを終え、次はハンガリーに向かいます」
「ここハンガロリンクでは、HondaのF1通算6勝を挙げています。その中でも1991年の本田宗一郎さん逝去直後のセナの勝利と、2006年のジェンソン・バトン選手の優勝は、私個人にとって思い出深いものになっています」
「例年、ここでは気温が30度を越える中でのレースとなります。ハンガロリンクは平均車速が低い点、また1周の距離が短いために電気エネルギー使用の選択肢が多く、バッテリーの仕事量が増えるなどPU全体の冷却バランスなどに注意が必要になります。パワー感度については比較的低い一方、低速コーナー立ち上がりなどでのドライバビリティーが重要になります」
「チームと一緒にパッケージとしてセッティングを煮詰め、夏休み前の最後のレースをいい形で締めくくれたらと思っています」