フェラーリと親会社のフィアット・クライスラー(FCA)のセルジオ・マルキオンネ元会長兼CEOがチューリッヒの病院で死去した。享年66歳。
来年には辞任する予定だったマルキオンネ氏は4日前の21日(土)、右肩の手術を受けた後に合併症にかかり、健康状態が悪化したことで退任を発表していた。
「残念ながら、私たちが恐れていたことが起こってしまった。友人のセルジオ・マルキオンネが亡くなった」とフェラーリのジョン・エルカーン新会長が明かした。エルカーンは、フィアット創業家のアニェッリ家のメンバーで、ジャンニ・アニェッリ元名誉会長の孫にあたる。
エルカーンはマルキオンネの「人間の価値、責任感、オープンなマインド」に賛辞を送った。
「私の家族と私は、彼がしてくれたことへの感謝を忘れないだろう」。