夏休みが近づき、例年この時期からF1ドライバーたちの移籍のうわさが強くささやかれるようになる。
そして、最近ではエステバン・オコン(フォース・インディア)が2019年にルノーへ移籍する可能性が浮上してきたと報じられている。
ルノーでは今季ニコ・ヒュルケンベルグとカルロス・サインツがドライバーを務めているが、サインツはレッドブルの支配下にあるドライバーであり、今季限りで契約が満期を迎えるダニエル・リカルドがレッドブルを去ることになれば、その後任としてレッドブルに呼び戻されるだろうとうわさされている。
一方、オコンもメルセデスの育成ドライバーであり、こちらも現在はレンタル移籍の形でフォース・インディアに所属している状態だ。
最近、オコンがルノーに移籍する可能性がうわさされるようになったことについて、フォース・インディアのチームCOOを務めるオットマー・サフナウアーはF1ドイツGPが開催された先週末のホッケンハイムで次のように語った。
「ルノーと何らかの合意に達したようなことはないと思っているよ。実際のところ、我々は彼と一緒にやるためのオプションを有しているんだ」
だが、オコンを契約支配下におくメルセデスのトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)は、オコンがルノーに行く可能性はあると示唆している。
「エステバンはすごくいい仕事をしているよ」
オコンの母国フランスの『Le Figaro(フィガロ)』にそう語ったヴォルフは次のように付け加えた。
「彼には多くの選択肢があるし、それは彼にとってすごくいいことだ。これから、我々としては何が彼にとってベストなのかを選択する必要がある。間違いなく、ルノーはその可能性のひとつだよ」
一方、最近ではランス・ストロール(ウィリアムズ)とロバート・クビサ(ウィリアムズ/リザーブ兼開発ドライバー)が2019年にフォース・インディアへ移籍する可能性があるとのうわさもささやかれている。そして、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)にはハースへ移籍する可能性があるとも言われている。