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【タイヤ戦略】ハミルトン、トップ6で唯一の1ストップ戦略 小雨用タイヤを使ったのはトップ10で3名

2018年07月23日(月)14:03 pm

F1ドイツGPの鍵を握ったのは天候だった。レース終盤の雨により、戦略を予測することが事実上困難な状況になった。

●【画像:決勝レース結果表】2018年F1第11戦ドイツGP決勝レースのタイム、周回数、ピット回数

■ハミルトン、ドライタイヤで1ストップ

雨が強くなった中においても、メルセデスのルイス・ハミルトンはスリックタイヤで走行を続け、ソフトーウルトラソフトと繋ぐ1ストップ戦略で優勝した。

終盤のセーフティーカー導入もレースに影響を及ぼした。各チームは、路面のグリップレベルの改善状況を手探りしながら緊迫のフィナーレへ臨んだ。

■ハミルトンはトップ6で唯一の1ストップ戦略

ハミルトンは、トップ6ドライバー中で唯一の1ストッパーとな
った。数名のドライバーが、スリックタイヤとインターミディエイトタイヤ間での交換を行い、フルウェットタイヤを使用したドライバーも見られた。しかし、セーフティーカー導入周回終了後、上位勢のドライバーたちは、トラックが徐々に乾いていくラスト10周をウルトラソフトで走行した。

■ピレリカーレーシング責任者マリオ・イゾラのコメント

「天候状態が、極めて劇的で予測不可能なレースを演出しました。各チームは、常に変化する状況への対策を検討しなければなりませんでした。

また、1つのセクターのみが雨の影響を受け、残り2つのセクターはドライのままでした。この点が大きな課題となりましたが、最終スティントで多くの使用が見られたウルトラソフトは、この混在したコンディション下で性能を発揮しました。

トップ10ドライバーによって6種類の戦略が展開されたことが、厳しいコンディション下での適切な戦略を見出す難しさを示しています。

その中で注目すべきは、雨が降ったにもかかわらず、トップ10中でインターミディエイトを使用したドライバーが3名のみであったことです」。

■ピットストップ戦略

レース終盤3分の1が雨の影響を受けた中、ルイス・ハミルトンが1ストップ戦略で優勝した。

14番グリッドからスタートしたハミルトンは、我々が予測したドライコンディション下の勝利戦略とは異なるソフトーウルトラソフトと繋ぐ1ストップ戦略を採った。

ハミルトンは、42周目にピットストップを行った。トップ10ドライバー中3名のみが2ストッパーだった。

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