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【トロロッソ・ホンダ】5戦ぶり2台完走。ハートレーはSCでポジションアップ、ガスリーは雨でポジションダウン/F1ドイツGPレースレポート

2018年07月23日(月)12:19 pm

F1第11戦ドイツGP決勝レースを終えて、トロロッソ・ホンダがレースを次のように振り返った。

●【画像:決勝レース結果表】2018年F1第11戦ドイツGP決勝レースのタイム、周回数、ピット回数

■トロロッソ・ホンダ:レースレポート

F1第11戦ドイツGPは、午後3時10分から決勝レースが行われた。雲に覆われたものの、時折り日差しも出て暑さを感じさせるホッケンハイム・リンクは、気温26℃、路面温度43℃、降水確率60%のコンディションで決勝レースを迎えた。

予選17番手のピエール・ガスリーはパワーユニット(PU)を交換したことにより、ペナルティーを科され最後尾からのスタート。これはトラブルではなく、予選順位を考慮した上で、今後の戦いに向けて、PUのスペアを確保する目的で戦略的に交換を行ったものだ。

予選18番手のブレンドン・ハートレーは、ペナルティーによるグリッド降格車が出たことでスターティンググリッドが2つ繰り上がり、8列目16番手からのスタートとなった。レッドブル・トロロッソ・ホンダは、2台ともスタートにソフトタイヤを選択していた。

スタート、そして1周目は大きな混乱もなく過ぎた。ガスリーは、1周目に18番手にポジションを上げたものの、3周目には20番手に下がった。そのガスリーと前後して、ハートレーは18番手で走行を続けた。

20周前後から、タイヤ交換のためにピットインするマシンが出始め、ハートレーも28周を終えてピットインした。

■ガスリー、雨作戦は功を奏さず

雨が近づいている予報もあり、ガスリーはタイヤ交換を引き延ばす作戦へ。他車のピットインにより12番手までポジションを上げたガスリーは、タイヤが厳しくなり15番手まで後退するが、レースが終盤に向かう40周過ぎ、コースの一部に雨が降り始めた。

雨は次第に強さを増し、インターミディエイトタイヤに交換するマシンが出始めた。チームは雨が強くなることに賭け、ガスリーのマシンを43周目にウエットタイヤに交換。しかし、雨が収まり始めたことで、その作戦は功を奏さず、ペースの上がらないガスリーは46周目に再びピットに戻りウルトラソフトタイヤに交換。ポジションを19番手に落とした。

しかし、その直後から、再び雨が強くなり、52周目には、トップを走行していたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が雨でグリップを失いコースアウト。これによりセーフティカー(SC)が導入された。

■ハートレー、SC間でポジションアップ

このタイミングで、ハートレーはピットインし、ウルトラソフトタイヤに交換。終盤の追い上げを狙った。このSCの間に、タイヤ交換を行うマシンが相次ぎ、SC先導が終了する57周目には、ハートレーは9番手までポジションを上げた。

残り10周となった終盤、激しい入賞争いが展開される。ハートレーは激しく追い上げてくる後続にパスされ、11番手でチェッカーフラッグを受けたが、前車のカルロス・サインツ(ルノー)にタイムペナルティーが科され、10位に繰り上がり入賞を果たした。

■ハートレーの入賞、2台完走は7戦ぶり

ハートレーは第4戦アゼルバイジャンGP以来のポイント獲得。チームにとっても第6戦モナコGP以来5戦ぶりのポイントとなった。

また、雨の混乱などで、一時最後尾まで下がったガスリーだが、終盤粘りの走りを見せ14位完走を果たし、アゼルバイジャンGP以来となる2台揃っての完走となった。

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