今季ザウバーからF1デビューを飾ったルーキーのシャルル・ルクレールが、いつかはフェラーリで走るのが夢だと語った。
昨年F2シリーズのチャンピオンとなった20歳のルクレールだが、ザウバーにPUを供給するフェラーリの育成ドライバープログラムに所属していたことからフェラーリの後押しを得て今季ザウバーのシートを得ていた。
■期待の新人が大活躍
モナコ出身のルクレールは、開幕戦オーストラリアGPと第2戦バーレーンGPではまだF1マシンにうまく慣れていなかったためかあまり成績は振るわなかった。ところが第3戦中国GPで初めてチームメートのマーカス・エリクソンを予選で上回ると、続く第4戦アゼルバイジャンGPでは荒れたレースでうまくチャンスをものにして6位初入賞を達成。
その後も第5戦スペインGPと第7戦カナダGPでも10位入賞を果たすと、前戦第8戦フランスGPでは予選8番手となるパフォーマンスを発揮。さすがに決勝では順位を2つ落としたものの2戦連続で10位入賞を果たす安定した走りを見せた。
■2019年にフェラーリ入りのうわさも
今季すでに先輩チームメートのエリクソンを予選で6勝2敗と完全にしのぐ成績を残しているルクレールに関しては、現役最年長ドライバーであるキミ・ライコネンに代わって2019年からフェラーリで走ることになるのではないかとのうわさもささやかれるようになっている。
ライコネンはF1第9戦オーストリアGP(7月1日決勝)が行われているレッドブルリンクでこのうわさに関する質問を受けると次のように答えている。
「そういうくだらない話に付き合うつもりは全くないよ」
■フェラーリに乗るのが夢だとルクレール
もちろん、こうしたうわさはルクレール本人の耳にも届いている。
「そのことはあまり考えないようにしているんだ。とはいえ、それは難しいけれどね」
そう語ったルクレールは次のように付け加えている。
「そういううわさがあるのは僕にとってはうれしいことだよ。だってフェラーリで走るのは僕の夢だからね。いつかそういう日がくれば本当に素晴らしいだろうな」