レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、今季で契約が満了となるダニエル・リカルドとの新契約締結が「近づいている」と語った。
すでに今季も2勝をあげているリカルドは現時点でのF1ドライバー市場で最もホットな存在だと言っていいだろう。
これまでにもフェラーリやメルセデスへの移籍の可能性がうわさされていたが、最近ではマクラーレンやルノーも獲得に興味を持っていると伝えられている。
だが、レッドブルが来季からホンダPUを搭載することが決定したこともあり、モータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは今後リカルドとの交渉に一層力を入れていくことになりそうだ。
■リカルドとの距離は縮まってきている
「(リカルドと)最近は以前よりも多く話す機会を持ったよ」
そう語ったマルコは次のように続けた。
「我々はお互いに以前より距離を縮めてきている。メルセデスの言い方を借りれば、後は細かい部分をどうするかという問題だけだ」
■オーストリアでルノーPUに“予選モード”が登場
一方、マルコは今週末にレッドブルリンクで行われるホームレースのF1オーストリアGP(7月1日決勝)から、現在搭載しているルノーPU(パワーユニット)で“予選モード”が使えるようになると明かしている。
「土曜日には予選に向けてより強力なモードを手にすることになる。それはカナダ以降約束されていたものだよ」
そう語ったマルコは次のように付け加えている。
「だが、それによってどれだけ早くなるのかは分からないし、すでにパーティー・モードを持っていたメルセデスやフェラーリにどれほど近づけるかも分からないよ」