キミ・ライコネンが、自分のドライビングスタイルを変える必要などないと主張した。
現役最年長F1ドライバーであるライコネンは、今年10月には39歳の誕生日を迎えることになる。
ライコネンはもうF1ドライバーとしては峠を越えてしまったとの声もあり、来季は最近成長著しいザウバーのシャルル・ルクレールにシートを奪われてしまうのではないかとのうわさもささやかれるようになっている。
■開幕時の勢いが消えたライコネン
ライコネンは、今シーズンの開幕戦から第3戦まで3レース連続で予選2番手となる速さを示したものの、以降のレースでは予選でなかなか上位に顔を出すことができなくなっている。
「なぜだかわからないけれど、最近の予選は最初のころと比べるとかなり難しくなっているんだ。だけど、この状況を改善するために頑張っているよ」
F1フランスGPが開催された先週末のポール・リカール・サーキットでそう語ったライコネンは次のように付け加えた。
「たった2つ3つのセッションで悪くなったりはしないものだからね」
■自分のスタイルを変えようとは思わない
さらに、ロータス在籍時の2013年F1開幕戦オーストラリアGPでの勝利を最後に優勝から見放されているライコネンだが、今後なんとしても優勝するために自分のドライビングスタイルを変える必要があるとは考えていないと主張している。
「そのことが僕のドライビングに影響を及ぼすことはないよ」
そう語ったライコネンは次のように付け加えた。
「僕は過去にすでに優勝経験を持っているし、また勝利することができない理由などないよ。確かに、僕はしばらく優勝から遠ざかっている。だけど、勝つときは違うドライバーになるわけじゃないからね」