先週末に開催されたル・マン24時間レースにトヨタGAZOOレーシングの一員として初挑戦し、見事に優勝を飾って目標とする世界3大自動車レース制覇に一歩近づいたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が、今週末にポール・リカール・サーキットで行われるF1フランスGP(24日決勝)に向けた意気込みを語った。
■フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
「新しいサーキットや、多くのドライバーにとっては初めてだけどすでに素晴らしい歴史を持つサーキットで走る機会はそれほど多くはない。だからル・マンに出場した後、そのままフランスにとどまってポール・リカールに向かうことができるのはうれしいよ」
「ル・マン24時間レースで勝利できたことはまだ夢のように感じるし、素晴らしい1週間だった。今になってやっと実感がわいてきたところだけど、もうすでに自分のクルマに乗りこんでまたレースができるのを楽しみにしているよ」
「僕はF1では一度もポール・リカールでレースをしたことはないんだ。だけど数年前にあそこでテスト走行をしたことはあるし、すでに新しいサーキット仕様のデザインも目にしているよ。僕は、ものすごいサーキットになるだけの可能性を持ったサーキットじゃないかと思っている。そして新しいところに行くのは常にワクワクするよ。僕たち全員が同じ状況にあるし、ゼロからその特性を学ぶことになる」
「すでに分かっていることからすれば、クルマとドライバーにとって厳しいレースになるだろうね。それにクルマのセットアップも技術的にかなり難しいものになるはずだ。オーバーテイクのチャンスも2、3か所ありそうだけど、それによってワクワクするようなレースが展開されることを期待しているよ」
「残念な週末が2回続いたけれど、フランスでは反撃に転じることができて、もっといい結果が得られるよう期待している」