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【ル・マン24時間】トヨタ、圧倒的なタイムで1ー2獲得!/予選レポート

2018年06月15日(金)10:36 am

14日(水)、FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦ル・マン24時間レースの予選2回目と3回目が行われ、TOYOTA GAZOO Racingは3セッション総合の1,2番手タイムをマーク。2台のTS050 HYBRIDが最前列に並んで24時間レース決勝のスタートを切ることとなった。

TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
予選総合 : 2番手 (3分17秒377), 84周

TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ)
予選総合 : 1番手 (3分15秒377), 81周

TS050 HYBRID 8号車を駆る中嶋一貴が自身のキャリア2度目、そしてトヨタにとっては4度目となるル・マンでのポールポジションを獲得。セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソと共に戦う8号車は前日の予選1回目で暫定ポールにつけていたが、中嶋は予定よりも30分早く開始された予選3回目、セッション開始と共にアタックを行い、3分15秒377という圧倒的なタイムで前日のポールタイムを2秒近く更新し、トップの座を盤石なものとした。

小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの7号車は、前日の予選1回目に小林がマークしたタイムで2番手。TOYOTA GAZOO Racingは最前列に2台が並んで24時間レースの決勝をスタートすることとなる。

貴重なWECのシリーズポイントも追加出来たポールポジションだが、チームは既に、決勝レースに向けた万全な準備に心を切り替えており、トヨタにとって20回目となるル・マン挑戦での初勝利へ一丸となって挑む。

■予選

決勝レースのスターティンググリッドは、13日(水)、14日(木)の2日間にわたって行われた3回の予選セッション中の最速のラップタイムで決定される。13日(水)に8号車は暫定ポールポジションを獲得していたが、14日(木)の午後7時から開始された予選2回目は、スピンやクラッシュが続出する荒れたセッションとなり、ラップタイム更新のチャンスはなかった。2度にわたる赤旗中断の末に、予定よりも24分早く予選2回目は終了することとなった。

予選3回目は予定よりも30分早められてセッションが開始されると、TS050 HYBRIDはポールポジション獲得へ向けアタックを開始した。いち早くコースへ向かい、クリーンなアタックラップが出来た中嶋の8号車は2秒近くタイムを更新し、新しく1周13.626kmに改修されたコースレイアウトでのコースレコードでポールポジションを獲得した。

1周13kmもあるとはいえ、60台もの車両が一斉にアタックする予選では、コース上の混雑に大きく影響される。小林はコース上で何台もの車両に阻まれ、前日のタイムを更新することが出来なかった。チームは、気持ちを切り替えて残りの時間を決勝レースへ向けた準備に専念。午後10時半過ぎからは弱い雨も降り始め、ウェットでの走行も試すことが出来た。

決勝レースへ向け、貴重なデータ収集を行いながらグリッドポジション争いは、深夜に終了した。

15日(金)はコースでの走行はなかったが、チームの誰も休息を取ることはない。メカニックは2台のTS050 HYBRIDを決勝レースへ向けての最終仕上げという重要な仕事が残っており、ドライバーにはル・マン市内で行われる、25万人ものファンとふれあう恒例のドライバーパレードが待っている。

そして、16日(土)午後3時、24時間の決勝レースがいよいよスタートする。

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