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フォース・インディアがF1オーナーから借金との報道

2018年06月14日(木)18:55 pm

最近イギリスのエナジー飲料メーカーであるリッチエナジーによるチーム買収がほぼ確定的だと伝えられたフォース・インディアだが、実際のところその取引が成立するまでにはまだ多くの課題があるかもしれない。

フォース・インディアは5月末にチームオーナー兼代表のビジェイ・マリヤが取締役会メンバーから外れたことを発表した。これに関しては新オーナーによる買収との関係などがうわさされていたが、このほどチーム副代表を務めるロバート・ファーンリーがドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「それはチームにはまったく何の影響もないよ。これまで何年もそうしてきたように、リーダーのもとで日々の運営が続けられている」

「ビジェイの決断は純粋に個人的な理由によるものなんだ。だが、フォース・インディアとしての観点からすれば何の変化もないよ」

だが、そのファーンリーのコメントをすべて真に受けるわけにはいかないようだ。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によれば、F1オーナーのリバティ・メディアが運営するF1商業権管理組織であるFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)が現在フォース・インディアを助けるために貸し付けを行っているのだという。

その記事には、マリヤが取締役会メンバーから外れたのはFOMから貸し付けを受けるための交換条件だったのだと書かれている。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』はさらに、フォース・インディア買収の可能性があるのはリッチエナジーだけではなく、現在メルセデスのDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)チームやフォース・インディアのタイトルスポンサーを務めているBWTを含め、全部で「5社」にのぼると伝えている。

2016年と2017年に2年連続でコンストラクターズランキング4位となった最強プライベートF1チームのフォース・インディアだが、生き残りをかけた厳しい戦いが続けられているのは間違いないようだ。

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