F1第7戦カナダGPは、快晴の下、午後2時10分から決勝レースが行われた。気温は19℃、路面温度は41℃の好コンディションだった。
●【画像:決勝レース結果】2018年F1第7戦カナダGP決勝レースのタイム、周回数、ピット回数
■F1第7戦カナダGP決勝レース
予選12番手のブレンドン・ハートレーは、6列目からのスタート。また、チームは決勝に向けて、ピエール・ガスリー車のPU交換を行った。これは年間規定数を超えるPUの各構成要素の交換。そのため、グリッドダウンのペナルティーが適用され、ガスリーは19番グリッドからのスタートとなった。レッドブル・トロロッソ・ホンダの2台は、共に新品のハイパーソフトタイヤでスタートした。
スタート後の1、2コーナーでポジションを落としたハートレーは、ターン5で他車との接触によりクラッシュしリタイア。このクラッシュによってセーフティカーが導入された。
ガスリーはこの混乱を切り抜け、15番手に浮上。4周目にレースが再開されると前車をパスし、9周目には12番手にポジションを上げた。
その後、上位車のピットインなどで、19周目に7番手を走行していたガスリーは、タイヤ交換を23周終了まで引き伸ばした。スーパソフトタイヤに替えて13番手でレースに戻ったガスリーは、入賞を目指して追い上げた。
レースは終盤まで大きな順位の変動がない状態だったが、41周目に上位車がリタイアし12番手、49周目に上位車がピットインし、11番手とポジションアップ。入賞目前まで迫る。
レース終盤はフレッシュなタイヤを履いた後続から迫られたものの、そのポジションを守りきってガスリーはスタートから8つポジションを上げ、11位でフィニッシュした。
ホンダとしては、FP3でガスリーのマシンに発生したPUトラブルの原因究明と対策、今回投入した新スペックのPUのデータ分析を進める。
次回、ガスリーのホームレースとなる第8戦フランスGPは、マルセイユ郊外のポール・リカール・サーキットで6月22日~24日に行われる。
●【動画】ハートレーとストロール、1周目のクラッシュシーン/F1第7戦カナダGP決勝レース
●【クラッシュ画像】ハートレーとストロール、1周目にクラッシュしリタイア/F1第7戦カナダGP
●【画像】300戦目のアロンソ、リタイア「僕らの週末ではなかった」/F1第7戦カナダGP
●【動画】アロンソ、300戦目はリタイア/F1第7戦カナダGP