ホンダF1テクニカルディレクターの田辺豊治が、ジル・ビルヌーブ・サーキットで行われる2018年F1第7戦カナダGP(10日決勝)を前に次のようにコメントした。
■田辺豊治(Honda F1テクニカルディレクター)
「今回のカナダGPには主にICE(内燃機関)のパフォーマンス面での向上を図り、新しいパワーユニット(PU)を2台のマシンに投入します」
「ジル・ビルヌーブ・サーキットは長いストレートを有し、フルスロットルの頻度が60%を超えるサーキットです。また、ストレートのあとには低速コーナーが控えており、その立ち上がりでのドライバビリティーも重要になります。こういった背景からPUが一つのキーとなるため、伝統的にチームが新しいエンジンを投入するグランプリにもなってきました」
「エネルギーマネジメントや燃費についても簡単なサーキットではありませんが、セーフティーカー導入などに合わせて臨機応変に対応し、いい結果を残せるよう、レース全体をマネジメントしていきたいと思います」