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【FP3レポート】トロロッソ・ホンダに波乱 ハース勢が健闘/F1スペインGP

2018年05月12日(土)20:34 pm

2018年F1第5戦スペインGPが5月12日(土)、バルセロナ-カタルーニャ・サーキット(1周4.655km)で2日目を迎え、現地時間12時(日本時間19時)から行われたフリー走行3回目でメルセデスのルイス・ハミルトンがトップに立った。

●【画像:FP3結果表】F1第5戦スペインGPフリー走行3回目のタイム差、周回数

60分間で行われた予選前最後のプラクティスセッションだが、3強チーム勢はメルセデスがソフトタイヤ、フェラーリがスーパーソフトタイヤ、レッドブルがミディアムタイヤと、それぞれ異なるコンパウンドで前半の走行を行う。

ここに持ち込まれたドライタイヤの中で最も軟らかいスーパーソフトで臨んだフェラーリだが、ソフトタイヤのメルセデス勢が出したタイムを上回ることができず、前半はハミルトン、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、キミ・ライコネン(フェラーリ)と続く展開となる。

セッションが後半に入ると、新しいスーパーソフトタイヤに履き替えたベッテルがトップタイムをマークするも、その後メルセデスの2台が楽々とベッテルのタイムを更新し、コンマ2秒以上の差をつけ、予選に向けてその速さをアピールした。

レッドブルのダニエル・リカルドはメルセデスやフェラーリのペースについていけず、トップのハミルトンからコンマ7秒遅れの5番手にとどまった。さらにチームメートのマックス・フェルスタッペンはトラブルを抱えてしまい、スーパーソフトでの予選シミュレーションを行うことができないままセッションを終えている。

セッションの残り時間が5分ほどとなったところでトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーがトップ10に食い込む走りを見せる。ところが残り時間が2分を切ろうとしたところでチームメートのブレンドン・ハートレーがターン9への進入時にコントロールを失い、マシン後部から激しくバリアにクラッシュ。ここで赤旗が振られ、そのままセッションが終了時刻を迎えた。

幸いハートレーにけがはなかった模様だが、クルマはリアが完全に破壊されるほどのダメージを受けており、恐らくこのあとに行われる予選への出走は難しそうだ。

一方、このセッションではハースの2台が6番手、7番手につけるパフォーマンスを示して3強チームに続く位置を確保。予選に向けて大きな弾みをつけている。

■フリー走行3回目トップ10ドライバー

トップ/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:17.281
2番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:17.294
3番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:17.550
4番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:17.581
5番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:17.981
6番手/ケビン・マグヌッセン(ハース) 1:18.357
7番手/ロマン・グロージャン(ハース) 1:18.706
8番手/カルロス・サインツ(ルノー) 1:18.783
9番手/フェルナンド・アロンソ(マクラーレン) 1:18.847
10番手/ピエール・ガスリー(トロロッソ) 1:18.886

F1スペインGP予選は、このあと日本時間22時から始まる。

●【画像:動画】トロロッソ・ホンダ、ハートレー車のリアに激しい損傷・・・予選に間に合うか?

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