F1オーナーのリバティ・メディアはマイアミ以外にもアメリカ国内でのF1レースを増加させていく計画のようだ。
■ほぼ確定的なマイアミ市街地でのF1開催
最近、リバティ・メディアはフロリダ州マイアミでのF1レース開催計画がほぼ大詰めの段階に入ってきており、現地での承認が下りれば2019年からアメリカでもうひとつF1グランプリが増えることになると発表した。
現在、アメリカではテキサス州オースティンにあるCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で10月にF1が開催されているが、マイアミも同じ10月に開催される可能性が高いと言われている。
■ニューヨークやラスベガスでの開催も視野に
もし計画通りマイアミでのF1レースが実現すればアメリカ国内で2つのF1が開催されることになるが、実際のところリバティ・メディアはさらにアメリカ国内でのF1レースを増やしていきたい考えだ。
「我々は(F1オーナーとなって)1日目から、自分たちの目標はアメリカでこのスポーツを発展させ続けていくことだと明言してきた」
ドイツのテレビ局『RTL』にそう語ったF1最高責任者のチェイス・キャリーは次のように続けた。
「我々は、マイアミ、ニューヨーク、ラスベガスといった“人々が集まる都市”がその対象となると語ってきたよ」
■ヨーロッパを犠牲にするつもりはない
だが、キャリーはアメリカでのレースが増えるとはいえ、伝統あるヨーロッパでのレースをないがしろにするつもりはないと次のように主張している。
「はっきりさせておきたいのだが、これはヨーロッパでのF1を犠牲にするということではない。ヨーロッパはこのスポーツの基盤であり、母国だ。私が関与する限りにおいて、それは今後も変わらないよ」