トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われる2018年F1第5戦スペインGP(13日決勝)を前に次のようにコメントした。
■ピエール・ガスリー
「僕はバルセロナではものすごくたくさん走ったことがあると思うよ。F1に来る前にも2リッター、3.5、GP2などで常にテストに使われていたサーキットだからね。それに1年にわたって行うシミュレーターでの作業もずっとバルセロナに焦点を合わせてきていたんだ。だから、このサーキットでは世界を何周分もするほど走ったことがあるんじゃないかな」
「よく知っているということとは別に、うれしい思い出もあるんだ。ルノー2.0でタイトル獲得を決めたところだし、2015年にトロロッソで初めてF1カーでのテストをやった場所なんだ。だからバルセロナにはいい印象があるよ。今年の冬のテストもうまく行っていた。だから始めるのが待ちきれない思いだし、すぐにいいペースをつかめて何ポイントか獲得できることを期待しているよ」
「カタルーニャのサーキットについてよく言われることは、ここでうまく走ることができるクルマであれば、どこでもいい走りができるということだ。恐らくそうなんだろうけど、このサーキットにも独自の特性があるのも確かだよ。予選がカギになるね。戦略でうまくやる以外には、レースでオーバーテイクを試みるのは難しいことが分かっているしね」
「F1の予選はすごく難しいんだ。違うセグメントで走行を行うことになるし、普通は2回だけしかアタックできないからね。そしてもし、例えばトラフィックとか、何か問題が起きてしまえば、結果を出すチャンスはたった1回になってしまうんだ。そうなるとエキサイティングな瞬間を迎えることになる。そこでうまくやらなくてはならないわけだからね。僕はそういう面は好きだよ」
「バルセロナは(母国の)フランスからそれほど遠くないし、友人たちや家族も来てくれるからそれはうれしいよ。それによって気が散るようなことはないからね。僕の集中を失わせるようなものは何もないし、友人たちと一緒にディナーを楽しむ夜があるのはリラックスできて楽しいんだ。それがヨーロッパへ戻ってきてうれしいことのひとつだし、さらに応援も増えるよ」