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2019年のF1技術ルール変更は「重要なステップ」

2018年05月02日(水)18:41 pm

現在F1のモータースポーツ責任者を務めているロス・ブラウンと元F1ドライバーのニコ・ロズベルグがパリから届いたニュースを歓迎するコメントを行った。

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は1日(火)、下部組織である世界モータースポーツ評議会が4月30日(月)に行ったファクス投票の結果、コース上でのオーバーテイク(追い抜き)増加を目的として2019年のF1技術レギュレーションを一部変更することが承認されたと発表した。

今回承認されたのは、フロントウイング、ブレーキダクト、リアウイングの形状をこれまでよりもシンプルなものとするということだ。簡単に言えば、これまでよりも空力効果は低くなるとともに、オーバーテイクを妨げる要因のひとつとなっていたF1マシンが起こす乱気流を抑制することで、後ろから近づいたクルマがこれまでよりも容易に前のクルマをオーバーテイクすることが可能になると考えられている。

2019年にはすでに搭載燃料をこれまでの105kgから110kgに増加されることも決定している。これによってドライバーが燃費を気にせずに戦うことが可能となるわけだ。そして、今回の空力に関するレギュレーション変更も加わることで来年からはより白熱したレースが展開されるものと期待されている。

かつてフェラーリの技術責任者を務めていたことで知られるブラウンは、今回承認された変更は「重要なステップだ」と語り、次のように付け加えた。

「FIAが行った提案に関し、F1の支持のもとで大多数のチームたちによって行われた集中的研究の後に今回の決定が行われたことに留意することが重要なんだ」

2016年のF1チャンピオンであるロズベルグも同じ考えを抱いているようだ。

ロズベルグは2019年に実施される空力レギュレーションの変更は「非常に重要な変化だ」と語っている。

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