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ハートレー「WECをかけもちするアロンソは相当疲労するはず」

2018年05月02日(水)16:49 pm

F1とWEC(世界耐久選手権)をかけもちするフェルナンド・アロンソにとって今年は“かなり疲れる”1年になるだろう。

そう考えているのは昨年までポルシェチームからWECに参戦していたブレンドン・ハートレー(トロロッソ)だ。

■アロンソのかけもちシーズンがいよいよスタート

今季のF1は先週末に行われたアゼルバイジャンGPで4レースが終わったところだが、今週末にはWECの2018-2019年シーズン第1戦となるスパ・フランコルシャン6時間レース(5日決勝)の開催を迎える。

今季トヨタチームの一員としてWEC全レースに参戦することが決まっているアロンソもすでにスパ・フランコルシャンに入っており、いよいよこれからアロンソの2カテゴリーかけもちシーズンが本格的にスタートすることになるわけだ。

■休むひまもなくなるアロンソ

アロンソにとってWECでの初レースとなる今週末のレースが終わると、すぐに来週には母国スペインでのF1第5戦(13日決勝)が待ち受けている。

さらに大変なのが6月から7月にかけてだ。アロンソは、6月10日(日)に決勝が行われるF1カナダGPを皮切りに、WECのル・マン24時間レース(6月16~17日決勝)、F1フランスGP(6月24日決勝)、F1オーストリアGP(7月1日決勝)、F1イギリスGP(7月8日決勝)と5週間連続でレースに出走することになる。

■アロンソはかなり疲労するだろうとハートレー

ハートレーも昨シーズン終盤の第17戦アメリカGP以降トロロッソからF1に出走しており、短い期間ではあったがF1とWECの両シリーズをかけもちした経験を持っている。

「彼(アロンソ)にとってはかなり違うものになるだろうけれどね」

スペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』にそう語ったハートレーは次のように続けた。

「僕も昨年の終盤に彼と似たことをやったよ。エキサイティングだけど、すべてが終わったときには彼はかなり疲れてしまうだろうね」

「僕は彼がどれくらい連続でレース週末を迎えることになるのかは知らないけれど、ル・マン(WECシリーズ)はものすごく体力を消耗するレースなんだ。単に週末だけじゃなくて丸々1週間だし、準備すべきことも多くて夜はすごく短くなるからね」

そう語った2015年と2017年のWECチャンピオンドライバーであるニュージーランド出身のハートレーは次のように付け加えた。

「だけど、彼はそれを楽しむだろうと僕は思っているよ」

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