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【FP1レポート】ウルトラソフト温存のホンダ勢はまずまずのスタート フェラーリに不安/F1アゼルバイジャンGP

2018年04月27日(金)20:01 pm

2018年F1第4戦アゼルバイジャンGPが4月27日(金)、バクー市街地サーキット(1周6.003km)で開幕。現地時間13時(日本時間18時)から行われたフリー走行1回目でメルセデスのバルテリ・ボッタスがトップに立った。

●【結果】F1第4戦アゼルバイジャンGPフリー走行1回目のタイム差、周回数

長いストレートと歴史ある旧市街地を駆け抜ける狭く曲がりくねったコースが組み合わされた非常にテクニカルなバクー市街地コースだが、今年もコーナーを曲がり切れずにセーフティーゾーンにクルマを入れるシーンがよく見られる展開となる。

セッション開始から32分ほどが経過したところでレッドブルのマックス・フェルスタッペンがブレーキングでマシンコントロールを失ってウォールにクラッシュするというアクシデントが発生。ここでVSC(バーチャルセーフティーカー)が導入されてしまう。この時点ではレッドブルのダニエル・リカルドとフェルスタッペンがトップと2番手に位置するという好調なスタートを切っていただけにレッドブルにとっては残念な結果となった。

セッションが再開され、各ドライバーが2回目の走行プログラムに移る。ここではバクーに持ち込まれたドライタイヤのうち一番軟らかいコンパウンドのウルトラソフトタイヤを使用するドライバーと、中間に位置するスーパーソフトタイヤを使用するドライバーに分かれて、タイムを競うショートランが展開されていく。

ここでスーパーソフトタイヤでの走行を選択したリカルドがいったんトップタイムをマークするも、ウルトラソフトタイヤを履いたボッタスがそれを上回り、このセッションでの最速タイムとなる1分44秒242をマークする。

3番手には今季ここまで苦戦を強いられているフォース・インディアのセルジオ・ペレスが飛び込み、それにメルセデスのルイス・ハミルトンが続くという展開となる。フォース・インディアはエステバン・オコンも5番手につけ、復調の兆しを見せている。

一方、トップ3チームのひとつであるフェラーリ勢にはあまり勢いがなく、ウルトラソフトタイヤのセッティングがうまくまとまらないのか、セバスチャン・ベッテルが10番手、キミ・ライコネンは15番手となる意外な結果に終わっている。

特にセッション終盤にはライコネンのクルマがガレージに戻され、大がかりな作業が行われるなど、フェラーリにとっては順調とは程遠い形で今週末最初のセッションを終えている。

期待のトロロッソ・ホンダ勢はウルトラソフトタイヤを温存し、ソフトタイヤとスーパーソフトタイヤでセッションに臨むという戦略を展開し、ピエール・ガスリーが9番手、ブレンドン・ハートレーが12番手となっている。

このあと行われるフリー2で各ドライバーが一番軟らかいウルトラソフトタイヤでの予選シミュレーションを行うことになり、そこで各チームの力関係がもう少しはっきりと見えてくることになりそうだ。

■フリー走行1回目トップ10ドライバー

トップ/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:44.242
2番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:44.277
3番手/セルジオ・ペレス(フォース・インディア) 1:45.075
4番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:45.200
5番手/エステバン・オコン(フォース・インディア) 1:45.237
6番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:45.559
7番手/フェルナンド・アロンソ(マクラーレン) 1:46.465
8番手/セルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ) 1:46.480
9番手/ピエール・ガスリー(トロロッソ) 1:46.492
10番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:46.513

F1アゼルバイジャンGPフリー走行2回目は、このあと日本時間22時から始まる。

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