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プロスト「サインツ登用はルノーにとって必要な“リスク”だった」

2018年04月20日(金)16:55 pm

ルノーF1チームの特別アドバイザーを務めるアラン・プロストが、今季カルロス・サインツがフルタイムドライバーとしてチームに加わったことが大きなプラスになっていると語った。

レッドブルとの契約下にあるサインツは、2017年のF1第17戦アメリカGPからレンタル移籍という形でルノーに加わっており、2018年は全21レースをルノーで走ることになっている。

ルノーとサインツの間に結ばれている現在の契約は2018年の1年だけとなっているが、ルノーでは有望な若手F1ドライバーとして評価も高いサインツを2019年もキープしたいと考えているようだとうわさされている。

■サインツには1年でルノーを離れる“リスク”も

レッドブルではダニエル・リカルドの契約が今季で切れることになっており、リカルドはメルセデスあるいはフェラーリへの移籍チャンスを狙っていると考えられている。

そしてもしリカルドが抜けることになれば、レッドブルがサインツを呼び戻してレッドブルに昇格させる可能性が高くなるのは事実だろう。

もしそうなれば、ルノーとしてはまた別のドライバーを探してニコ・ヒュルケンベルグのチームメートに据える必要が出てくるわけだ。

■そうしたリスクを負うことも必要だとプロスト

現役時代には4度F1チャンピオンとなった実績を持つプロストは、それでもルノーにとって今年サインツを登用したのは意味のあることだと考えている。

「我々もサインツを使うことがリスクにもなりうることは分かっていたよ。だがチームを前進させるためにはこの手のリスクを負うことが重要なんだ」

イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』にそう語ったプロストは次のように付け加えた。

「いい決断だったよ。チームにとってもニコ(ヒュルケンベルグ)にとってもね。それによって彼(ヒュルケンベルグ)のレベルがさらにどれほど向上したか見てとれるはずだよ」

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