レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、先週末に行われた今季のF1第3戦中国GPでは“人生の教訓”を得たと語った。
上海で行われた中国GP決勝ではフェルスタッペンがポイントリーダーのセバスチャン・ベッテルに不用意なオーバーテイクをしかけ、両者が接触するというアクシデントが発生。これでベッテルは大きく順位を落として最終的に決勝を8位で終える結果となっていた。
メルセデスAMGの非常勤会長を務める伝説的元F1ドライバーのニキ・ラウダはフェルスタッペンの“知性”を疑うとコメントしたが、フェルスタッペンの父親である元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンでさえ、あれは「明らかにまずい判断だった」と語っている。
17歳でF1デビューを飾ったフェルスタッペンはその攻撃的なドライビングスタイルで知られているが、20歳となり、4年目のF1シーズンを迎えているフェルスタッペンはもう少し冷静になる必要があるとの声もある。
こうした意見に対し、フェルスタッペンは次のように語った。
「おとなしくする必要はないんじゃないかと思うけれど、もう少し状況をよく見るべきだろうね」
「必ずしも攻撃的な姿勢を緩める必要があるとは思わないけれど、多分僕は多くを望み過ぎているんだと思う」
「以前から僕はかなりうまくオーバーテイクすることができていた。だけど、どうしたことか、今年の直近2レースでは僕が望んだようには行かなかった。僕は自分のポイントを取り戻したいと思っていたんだけど、逆の結果になってしまったよ」
「それは人生における教訓だし、僕起きてしまったことから学ぶ必要がある」
父親のヨスは、母国オランダのテレビ局『Ziggo Sport Totaal(ジッホ・スポルト・トタール)』に対し、今週息子とよく話をすることにしているし今後のレースには息子と一緒に現場に出るつもりだと語り、次のように付け加えた。
「いつものやり方で何が起きたのかを分析することになる。だがそれは彼自身がよく分かっているはずだ。私がこれ以上彼に説明する必要はないよ」