レッドブルが、2019年からホンダPUを搭載する際の条件などをすでにホンダに伝えたようだとうわさされている。
■カナダかフランスでホンダが新バージョンPU投入か
このほどスペインの『AS』紙が報じたところによれば、ホンダは現在バージョンアップ版PUの投入計画を進めており、第7戦カナダGP(6月10日決勝)もしくは第8戦フランスGP(6月24日決勝)でその新PUが登場することになりそうだという。そしてその新バージョンPUはこれまでよりも40馬力ほどの出力向上が見込まれているようだ。
『AS』はさらに次のように付け加えている。
「うわさによれば、レッドブルはホンダに対して、来季そのPUを使用する際にはルノーと同じ条件が適用されると伝えたようだ」
■ルノーも950馬力の新PUを投入へ
一方、『AS』によればルノーも新バージョンPUの準備を進めており、こちらはカナダGPで投入される可能性が高いという。
現在ルノーでは自らのワークスチームに加え、レッドブルとマクラーレンにPUを供給している。だが、今年もメルセデスやフェラーリには一歩後れをとっているのが現状だ。伝えられるところによれば、メルセデスやフェラーリのPUはすでに1,000馬力近い出力を実現しているものと考えられている。
だが、同記事によれば、この改良によりルノーPUの最大出力もおよそ950馬力に達するだろうという。
「関係者から得た情報によれば、30馬力ほどの改善となると見られており、カナダのようなサーキット(ジル・ビルヌーブ・サーキット)では1周あたり0.3秒ほど(の改善)となる模様だ」と『AS』は書いている。
ルノーF1を率いるマネジングディレクターのシリル・アビテブールは次のように語っている。
「もし計画通りに進めば、もう間もなく2つめのPUを手にすることになるだろう。だが、それはICE(内燃機関)および燃料を進化させたものになる」