F1ロシアGP(9月30日決勝)のプロモーターは、F1オーナーであるリバティ・メディアが今年から“グリッドガール”を廃止すると決めたにもかかわらず、なんとかして美女をグリッドに登場させようと知恵を絞っているようだ。
すでに、モナコGP(5月27日決勝)の主催者は今年もコース上で美女たちの姿が見られることになると宣言している。ただ、従来のグリッドガール廃止ということを考慮してか、彼女たちがドライバーの名前が入ったプラカードを持つことはないとしている。
そして、ソチで行われるロシアGPでも同様のアプローチをとることを検討していると伝えられている。
■モナコGPは美女登場を宣言
ロシアGPプロモーターであるセルゲイ・ボロビエフは、これまでのグリッドガールをグリッドキッズに置き換えてしまうことには不安があると次のように語った。
「我々は女性を登場させることをあきらめたくない。彼女たちは素晴らしいんだ」
「子供たちをクルマのそばに立たせることは、保安上の問題や印象面での難しさをはらむことになるだろうと予想しているんだ」
「だが、もし子供たちが参加することを正当化できるような適切な取り組み方を見いだすことができれば、もちろん我々もそうするよ」
■美女登場に向けて創造的手法を検討中
だが、F1オーナーがグリッドガール廃止を宣言した以上、これまでと同じ形で美女を登場させることにはやはり問題がありそうだ。そうであれば、女性を登場させるにはそれなりの理由づけが必要となりそうだ。
「同時に、我々は今後もクルマのとなりに女性がいられるようにするための創造的なアプローチを考えているところなんだ」
そう述べたボロビエフは次のように付け加えた。
「それはアスリートたちかもしれないし、ロシアの芸術世界を代表する者たちかもしれない。だが、私の仕事は今後もスターティンググリッドに女性を立たせることだよ」