ザウバーのマーカス・エリクソンが先週末のF1バーレーンGP決勝で久々のポイントを手にすることができたのは、シーズンオフの間に取り組んできた減量の成果でもあると語った。
■連続ノーポイント記録を49戦でストップしたエリクソン
2014年にケータハムでF1デビューを飾り、翌2015年からザウバーに移籍したスウェーデン人ドライバーのエリクソンにとって先週末のバーレーンGPはF1キャリア通算78戦目だった。
だが、もしここでトップ10フィニッシュを果たすことができなければ、50戦連続でノーポイントという不名誉な記録を立てることになっていたはずだ。
バーレーンGPで9位入賞を果たし、連続ノーポイント記録を49レースでくい止めることに成功したエリクソンはこれで安心したかとザウバーが本拠を構えるスイスの『Blick(ブリック)』紙に尋ねられると「その通りだよ」と答えている。
■パフォーマンス改善の秘密は“減量”
エリクソンはさらにフィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙に対し、シーズンオフの間に減量を行たことでパフォーマンスを向上させることができたと思うと次のように語った。
「僕は5kg落としたんだ」
「炭水化物をとらず、デザートも食べず、アルコールも飲まなかったよ。つらかったけれど、やったかいはあったし、これによって大きな違いがもたらされた。10kg軽ければ1周あたりコンマ3秒か4秒の短縮につながるんだ」
■ザウバーがランキング8番手に浮上
ともあれ、エリクソンが今回2ポイントを稼いだことで、現時点ではザウバーがフォース・インディアとウィリアムズをおさえてコンストラクターズランキング8番手に浮上している。
昨年の7月からザウバーを率いているチーム代表のフレデリック・バスールは、予選でのパフォーマンスをもっと高めていく必要があると語ったものの、バーレーンでのエリクソンの走りは素晴らしかったと次のように付け加えた。
「エリクソンがやってみせた以上のレースはできないよ。すごく力強かったし、一貫性と信頼性もすごくあった」