レッドブルのダニエル・リカルドが、2019年シーズンに向けてフェラーリとすでに事前合意に達しているようだとのうわさを否定した。
■リカルドとフェラーリに事前合意のうわさ
少し前からフェラーリが今年いっぱいでレッドブルとの契約が切れるリカルドを獲得しようと働きかけているようだとのうわさが強くささやかれていたが、最近ではすでにリカルドとフェラーリが事前合意契約にサインしたようだとのうわさもささやかるようになっている。
もちろんフェラーリでは2020年までセバスチャン・ベッテルとの契約を結んでおり、もしリカルドが加入するということになればそれはキミ・ライコネンが来季フェラーリのシートを喪失することを意味するものだ。
■リカルドが再びベッテルのチームメートに?
そして、仮にリカルドがフェラーリに加入すれば、レッドブルで2014年にチームメートだったベッテルと再び組むことになる。
その2014年にトロロッソからレッドブルに昇格してきたばかりのリカルドとの戦いに敗れてしまったベッテルがその年限りでレッドブルを離脱してフェラーリに移籍したのはまだ記憶に新しいところだ。
ベッテルは当時のことを思いだしながらリカルドに関して次のように語った。
「僕たちは1年だけ一緒にやったことがある。僕にとってはいい年とは言えなかったけれど、彼にとっては素晴らしい年だったね」
「いずれにせよ、僕たちはうまくやっていけると思っているし、今後また一緒にやることになってもかまわないよ。でも、彼がどういう計画をしているのか僕は知らないけどね」
■「誓ってまだ何もサインしていない」とリカルド
だが、リカルドは今季のF1第2戦バーレーンGPが開催されたサヒールにおいて最近うわさされているフェラーリとの事前合意の件について質問されると、ほほ笑みを浮かべながら「まずはセブ(ベッテルの愛称)にそうしていいか聞く必要があるだろうね」と答え、『Auto Bild(アウト・ビルト)』に次のように付け加えた。
「誓ってもいいけれど、僕はまだどんな書類にもサインなどしていないよ」