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多彩なタイヤ戦略がスリリングな戦いを生み出したF1バーレーンGP

2018年04月10日(火)7:28 am

F1第2戦バーレーンGP決勝レースは非常にスリリングな戦いとなった。

●【写真:正式レース結果(変動後)】F1第2戦バーレーンGPのタイム差、周回数、ピット回数

ピレリは、理論的には2ストッパーが最速と予測していたものの、セバスチャン・ベッテルは、1ストップ戦略で優勝。完走ドライバー中で4名のみ(トップ3とザウバーのマーカス・エリクソン)が1ストッパーだった。優勝したベッテルは、18周目にピットストップを行い、スーパーソフトからソフトへ交換している。

今シーズン第2戦は、フェラーリとメルセデスによるスリリングな闘いとなり、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが、メルセデスのバルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンを抑えて優勝した。

ファイナルスティントにおいて、ボッタスとハミルトンがベッテルよりもフレッシュなミディアムタイヤを使用したのに対し、ベッテルはソフトタイヤで39周を走行した。

戦略が“鍵”となったレースで、ハミルトンは、トップ10グリッド中ただ一人ソフトタイヤでスタートした。ハミルトンは、チームメイトのボッタス同様、1ストップ戦略を採り、ファイナルスティントをミディアムタイヤで走行。

一方のベッテルは、スーパーソフトからソフトへと繋ぐ戦略を採り、ソフトによる過去に例の無い長いファイナルスティントを走行し、ファイナルラップまでボッタスとの僅差の競合いを演じた。

広範囲に渡る戦略が展開され、トップ8が異なるタイヤ戦略を使用した。また、トロロッソのピエール・ガスリーが4位を、ザウバーのマーカス・エリクソンが9位を獲得するなど、ベストリザルトを獲得した多くのドライバーが見られた。

■ピレリカーレーシング責任者マリオ・イゾラのコメント

「非常にスリリングで興味深いレースでした。多様な戦略、接戦、そしてファイナルコーナーまで続いた最高のドライバーたちによる闘いとエキサイティングなフィニッシュなど、まさに我々が最新世代のタイヤに期待していたものでした。

ベッテルの勝利の鍵となったのは、タイヤマネジメントでした。ベッテルは、新品のソフトタイヤで、過去に例の無い39周のスティントを走行しました。

理論的には2ストッパーが最速の中、メルセデスの両ドライバーも1ストップ戦略で表彰台を獲得しました。この戦略の採用は、レースの様相を変え、スリリングな結果を生み出しました。

トロロッソのピエール・ガスリーを祝福したいと思います。また、ピットストップ作業で負傷したフェラーリ・メカニックの速やかな回復を祈っています」。


ファステストラップは最も硬いハードタイヤを履いたバルテリ・ボッタス(メルセデス)だった

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