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【トロロッソ・ホンダ】トスト代表「ホンダに感謝。性能と信頼性向上の結果、上位で争えた」

2018年04月09日(月)17:53 pm

F1第2戦バーレーンGPの決勝レースで、トロロッソ・ホンダが4位入賞を果たした。

●【写真:正式レース結果】F1第2戦バーレーンGPのタイム差、周回数、ピット回数

ピエール・ガスリーは昨年終盤にF1デビューしてからわずか7戦目で4位入賞を果たし、ドライバー・オブ・ザ・デイも獲得している。

F1に復帰して以来、厳しい3年間を過ごしてきたホンダにとっても、4年目で最高の結果を残した。

■フランツ・トスト(トロロッソ・チーム代表)

「4位というのは、ホンダとトロロッソ双方にとって素晴らしい結果だと思います。バーレーンには新たな空力パッケージを投入しましたし、ホンダも改善したPUを持ち込んでくれました。

初日にピエールのマシンにアップグレードを入れ、メルボルンと比較してパフォーマンスが改善していることを確認しました。ブレンドンのマシンは前戦同様のセットアップにして、その違いを見極めようとしましたが、走らせてみるとすぐにCFD(コンピューターシミュレーション)と風洞実験で計算した期待値通りの成果があることが分かりました。

土曜日は2人とも同じバージョンにしたところ、ピエールは素晴らしい走りで予選6番手。ハミルトンがギアボックス交換のペナルティーで降格したので、5番グリッドを手にしました。ブレンドンもいいパフォーマンスを見せてくれ、Q3まであと0.1秒に迫る11番手につけました。

レースのスタートは2人ともかなり良かったと思います。ピエールは、1周目で4番手に順位を上げ、マグヌッセンとのバトルもうまく切り抜けて、最後までポジションを守り切りました。そんな走りの裏側では、タイヤの消耗と燃費のマネジメントをするためにスピードをコントロールしながら走っていたことも忘れてはなりません。

ブレンドンは不運にもスタートしてすぐにペレスと接触し、最初のピットストップで10秒加算のペナルティーを消化しなければならなかったので、ポイント圏内でフィニッシュすることはできませんでした。後方のトラフィックに捕まってタイムロスし、前方集団に追いつくのは難しい状況でしたが、いい仕事をしてくれたと思います。

我々が2回目のピットストップを行ってスーパーソフトタイヤに履き替える決断をすると、前との差をどんどん縮めていってくれました。あと4~5周あれば10位に手が届いたと思います。

この結果にはとても満足しています。シーズン2戦目にして4位フィニッシュというのは、ホンダ、トロロッソの双方にとって、とても明るい兆しになりました。このレベルのパフォーマンスを維持していく自信があります。

もちろん、今回はリカルドもフェルスタッペンもリタイアしての結果ですから、毎戦4位になれるというわけではありませんが、すべてのレースでポイントは狙えると思います。

さくらにいる、ホンダの研究開発部門の皆さんにお礼を伝えたいです。彼らがオフシーズンに素晴らしい仕事をやり遂げ、パフォーマンスだけでなく信頼性も向上させてくれた結果、我々は上位で争うことができています。

そして、ビスターの空力チームにも感謝しています。すべてのアップグレードが有効に機能し、本当にいい仕事をしてくれました。ホンダとチームのみんなによる、最高の仕事を称えたいと思います」。

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