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【SUPER GT】元F1王者ジェンソン・バトンは5番手/Rd.1 岡山 予選

2018年04月08日(日)4:57 am

2018 AUTOBACS SUPER GT開幕戦『OKAYAMA GT 300km RACE』の予選が4月7日、岡山県の岡山国際サーキット(1周3,703m)で行われた。

予選の途中で雨が降り出す難しい状況の中、GT500クラスはNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)がポールポジションを獲得。GT300クラスはNo.88 マネパ ランボルギーニ GT3(平峰一貴/マルコ・マッペリ)がクラスポールポジションとなった。2台は4月8日の決勝レースで、クラス最前列のグリッドからスタートする。

この日は朝から曇天で、時折強い雨が降る難しい状況。午前9時からの公式練習でも終盤に雨が降り、各車はマシンのセッティングが十分にできないまま予選に臨んだ。午後2時45分に公式予選はスタート。この時点では天気は曇り、路面はドライだった。

■GT500クラス予選

GT500クラスの予選Q1は午後3時5分に開始。12分間のタイムアタックが行われた。これまでのGT500クラスは最後の数分で一発アタックが定番だったが、天候を考えて各車が早々にコースインし、徐々にペースを上げていく。

ラストアタックでトップタイムを出したのはNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rの高星明誠。彼は今年からGT500にフル参戦なので周囲を驚かせる。

また、No.100 RAYBRIG NSX-GTの山本尚貴が2位。練習走行でトラブルがあり、ほとんど走れなかった状況で、Q2のジェンソン・バトンに見事に繋いでみせた。

一方、昨年の王者No.1 KeePer TOM'S LC500(ニック・キャシディ)が9位に終わり、わずか0.1秒差でQ2に進めず。トップから最後尾の15位までわずか1.15秒という極めて僅差の予選Q1だった。

GT300クラスのQ2開始前に雨が降り出し、GT500のQ2、8分間は完全なウエット状態に激変。しかも走り出すと日射しが出て乾き出すという極めて難しい状況になる。

この状況を得意とするのが、No.17 KEIHIN NSX-GTの塚越広大だ。しっかりタイヤを温め、ラストアタックで1分26秒905の最速タイムを出してポールポジションを確定した。

2位もNo.8 ARTA NSX-GT(伊沢拓也)でNSX-GTがワン・ツー。3、4位には新チームで挑むNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲)、No.6 WAKO'S 4CR LC500(大嶋和也)。今季初のフル参戦となる元F1世界チャンピオンのジェンソン・バトン(No.100 RAYBRIG NSX-GT)は5位となった。

■GT300クラス予選

GT300クラスも波乱が起こった。曇り、路面ドライで行われたQ1で昨年の王者No.0 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝)がわずか0.009秒差で15位となり、Q2進出を逃す。Q1の1位はNo.25 HOPPY 86 MC(坪井翔)が獲得。

そして、Q2開始直前に強い雨となり、かなり濡れた路面になる。ここで快走を見せたのは、No.88 マネパ ランボルギーニ GT3のマルコ・マッペリ。ランボルギーニから推薦され日本に来た29歳のイタリア人は、初出場でポールポジションを獲得してみせた。

■ポールポジション選手コメント

■塚越広大(No.17 KEIHIN NSX-GT [GT500])
「Q1からコンディションが大きく変わって、タイヤ選びがとても難しかったです。そして、最後までタイヤを温めていってラストラップでアタックしようと決めていました。

タイムを出した最後の周も、まだ充分に温め切れてはなかったけれど何とかポールを獲ることができました。

(3月の)テストから好調で、僕たちドライバーはもちろん、チームとして全力を出すことができればポールを獲れる、と信じていました。それだけに開幕戦でポールを獲ることができて嬉しいです」

■マルコ・マッペリ(No.88 マネパ ランボルギーニ GT3 [GT300])
「公式練習のドライコンディションだとクルマのフィーリングが難しかったけれど、予選Q2ではウエットコンディションに変わりました。ウエットでこのコースを走るのは初めてしたが、クルマのフィーリングはとても良くなったんです。だから僕にとっては恵みの雨でしたね。

日本に来て初めてのレースでポールを獲ることができて、本当にハッピーです。ク
ルマを仕上げてくれたチームと、タイヤを供給してくれたヨコハマにも感謝したいです」。

■【SUPER GT】Rd.1 岡山 予選 GT500トップ6

順位 No. マシン ドライバー タイム
1 17 KEIHIN NSX-GT 塚越広大/小暮卓史 1:26.905
2 8 ARTA NSX-GT 野尻智紀/伊沢拓也 1:27.058
3 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 本山哲/千代勝正 1:27.486
4 6 WAKO'S 4CR LC500 大嶋和也/F.ローゼンクヴィスト 1:27.570
5 100 RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴/ジェンソン・バトン 1:27.985
6 24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R J.P.デ・オリベイラ/高星明誠 1:28.659
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