NEXT...F1開催スケジュール

【予選レポート】ホンダPUのガスリーが6番手!ポールはベッテル/F1バーレーンGP

2018年04月08日(日)1:56 am

2018年F1第2戦バーレーンGPが4月7日(土)、バーレーン・インターナショナル・サーキット(1周/5.412km)で2日目を迎え、現地時間18時(日本時間24時)から行われた予選でフェラーリのセバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得した。今季初、通算51回目。

●【写真:予選結果】F1第2戦バーレーンGPのQ1-Q2-Q3タイム、周回数

【予選Q1】
18分間で行われたQ1では、ここまで好調のキミ・ライコネン(フェラーリ)が順当にトップタイムを刻み、それにベッテル、バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、ダニエル・リカルド(レッドブル)といった3強チームドライバーたちが上位を占めていく。

ところがセッションの残り時間が5分半ほどになったところでフェルスタッペンがターン2の立ち上がりでコントロールを失ってウォールにクラッシュするというアクシデントが発生。セッションはここで赤旗中断となる。

セッションが再開されてQ2進出に向けて最後の戦いが繰り広げられると、ホンダPUを搭載するトロロッソのピエール・ガスリーは9番手、ブレンドン・ハートレーは13番手となり2台そろって今季初のQ2進出を決めた。

そのホンダからルノーPUにスイッチしたマクラーレンはペースアップに苦しみ、ストフェル・バンドーンは14番手、フェルナンド・アロンソは15番手でなんとかQ2進出を決めた。

ハースのロマン・グロージャンはアロンソと1000分の1秒まで同タイムをマークするも、先にタイムを出していたアロンソが上位となることから16番手でQ1敗退という思わぬ結果に終わっている。

Q1でノックアウトされた16番手から20番手までのドライバーは以下の通り。
16番手ロマン・グロージャン(ハース)、17番手マーカス・エリクソン(ザウバー)、18番手セルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)、19番手シャルル・ルクレール(ザウバー)、20番手ランス・ストロール(ウィリアムズ)。

【予選Q2】
15分間で争われたQ2では、規定外ギアボックス交換により決勝で5グリッド降格ペナルティーを受けることが確定しているハミルトンがソフトタイヤでコースイン。決勝をこのソフトタイヤでスタートする戦略に挑戦する。

Q2最初のアタックではベッテルがトップタイムを刻み、ハミルトンがそれに次ぐ2番手タイムをマーク。ソフトタイヤで決勝をスタートするという戦略を確実なものとした。トロロッソ・ホンダ勢はガスリーが6番手、ハートレーは14番手につけた。マクラーレン勢もアロンソ12番手、バンドーン13番手とQ3進出が危ぶまれるポジションに位置して最初のアタックを終えることになった。

2回目のアタックが開始されるとルノー勢とハースのケビン・マグヌッセンがペースを上げ、ガスリーは9番手に下がるもキャリア初のQ3進出を確定。チームメートのハートレーもタイムを改善したもののわずかなミスがひびいてコンマ1秒差でトップ10入りを逃して11番手でQ2敗退となった。

だが、マクラーレン勢はアロンソが13番手、バンドーンが14番手でQ2敗退となり、トロロッソ・ホンダの2台がマクラーレン・ルノーを上回るという予想外とも言える結果となった。

Q1でクラッシュを喫したフェルスタッペンはQ2で走行することができず予選を15番手で終えることになった。

Q2でノックアウトされた11番手から15番手までのドライバーは以下の通り。
11番手ブレンドン・ハートレー(トロロッソ)、12番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、13番手フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、14番手ストフェル・バンドーン(マクラーレン)、15番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)。

【予選Q3】
12分間で戦われたQ3では、最初のアタックでは好調ライコネンが暫定ポールタイムを刻み、それにベッテル、ハミルトン、ボッタス、リカルドと続き、なんとトロロッソ・ホンダのガスリーが6番手に位置する展開となる。ガスリーの直接のライバルとなるルノー勢やハースのマグヌッセン、フォース・インディアのエステバン・オコンはアタックを行わず、最後のワンアタックにかける戦略をとってきた。

そして迎えたQ3最後のアタック合戦ではルノー勢がガスリーの1回目のタイムを上回ってくる。だが、ルノー勢の後ろでアタックを行ったガスリーが最後に再逆転し、見事に6番手の位置を取り戻す走りを見せた。

上位勢ではここまでライコネンに押され気味だったベッテルが最後のアタックで1分27秒958という好タイムをマークしてライコネンの暫定ポールタイムを上回る。

ベッテルの後ろでアタックに入ったライコネンだったが、ベッテルのタイムを更新することができず最後の最後でベッテルが逆転のポールポジション獲得を決めた。メルセデスのボッタスとハミルトンが3番手4番手で続き、レッドブルのリカルドが5番手だった。

■予選トップ10ドライバー

トップ/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:27.958
2番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:28.101
3番手/バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG) 1:28.124
4番手/ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG) 1:28.220
5番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:28.398
6番手/ピエール・ガスリー(トロロッソ) 1:29.325
7番手/ケビン・マグヌッセン(ハース) 1:29.358
8番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:29.570
9番手/エステバン・オコン(フォース・インディア) 1:29.874
10番手/カルロス・サインツ(ルノー) 1:29.986

明日の決勝では予選4番手のハミルトンは5グリッド降格により9番グリッドからスタートすることになる。これにより、予選を6番手で終えたトロロッソ・ホンダのガスリーは5番グリッドからのスタートとなる。

トロロッソ・ホンダはハートレーも11番グリッドからスタートすることになり、2台そろってのポイント獲得に期待ができる結果となっている。

F1バーレーンGP決勝は、明日の日本時間24時から始まる。

●【ホンダF1】「Q3進出、チーム全員がいい仕事をしてくれた。万全の準備で明日に臨む」
●【予選レポート】ホンダPUのガスリーが6番手!ポールはベッテル
●【予選Q3速報】トロロッソ・ホンダQ3で大健闘!ポールはフェラーリ!

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック