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FIA技術スタッフのF1チーム転職は制限すべき?

2018年04月06日(金)11:21 am

ザウバーのテクニカルディレクターを務めるヨルグ・ツァンダーが、FIA(国際自動車連盟)に所属している人物がF1チームに加入することを制限すべきではないとの考えを表明した。

■議論を呼んだFIAからの人材流出

最近、F1統括団体であるFIA所属の人物たちが相次いでF1チームにスカウトされたことが話題となっている。

1人はルノーにエグゼクティブディレクターとして招かれたマルチン・ブドコウスキーで、もう1人は9月からフェラーリに加わることが決まったローレン・メキエスだ。いずれもF1チームの技術的機密情報に接するFIA技術部門に所属していた人物であり、こうした人物たちをスカウトするのは“暗黙の紳士協定”に反するものだとして批判を行っているチームもある。

■長い“ガーデニング休暇”が必要との声も

こうした人物を採用する場合は、最新の技術情報が漏れることを防ぐために新たな雇用主のもとで仕事を開始するのを一定期間遅らせる“ガーデニング休暇”と呼ばれる空白期間を設けることも少なくない。F1チーム同士での人材スカウトの場合には数か月から1年近くガーデニング休暇をとることもある。

ブドコウスキーの場合は2017年10月に移籍が発表されたが、実際に着任したのは今年の4月からとなっており、一定のガーデニング休暇が適用されたものと考えられている。メキエスの場合もFIAで6月まで勤務し、実際にフェラーリに着任するのは9月20日付になるという。

だが、F1チーム関係者の中には、統括団体で全F1チームの機密情報に触れる立場にあった者の場合には、ガーデニング休暇をもっと長期に設定する必要もあると主張している者たちもいる。

■もっと柔軟でもいいとザウバーの技術ボス

しかし、ザウバーのツァンダーは、そういう場合においてもガーデニング休暇をあまりにも長くとる必要はないと考えているようだ。

「もちろん、自分たちが開発したものは守りたいよ。だが、両面に目を向けることも必要だ」

『Speedweek(スピードウィーク)』にそう語ったツァンダーは次のように続けた。

「私は人材の動きを阻むのは好きではない」

「もちろん、すべての情報にアクセスできるような者が即座にチームに加わるのはばかげたことだ」

「だが、そのことは雇用主と従業員の両方の視点から考えなくてはならないんだ」

そう主張したツァンダーは次のように付け加えた。

「それに、誰だって自分をごまかすことはできないよ。誰かがあるチームで仕事をしたいと思えば彼はそうするよ。契約がどうなっているかなんて関係なくね」

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