カルロス・サインツが、現在所属しているルノーがF1で勝利をあげられるようになるためにはあと3年は待つ必要があるだろうと語った。
レッドブルの育成ドライバーとして2015年にジュニアチームのトロロッソからF1デビューを飾ったサインツだが、現在もレッドブルの契約下にあり、現在はレンタル移籍という形でルノーに迎え入れられている。そして、ルノーと結ばれている現在の契約期間は1年だと言われており、2019年にはレッドブルに移籍する可能性もあると考えられている。
■ルノーが成功を収めるには3年ほど必要
そのサインツは母国スペインのテレビ局『Antena 3(アンテナ3)』に次のように語った。
「メルセデス、フェラーリ、そしてレッドブルがほかのチームよりも一歩前にいると考えておく必要がある」
「そして、その下にマクラーレンとルノーがいる。ルノーは多くの人材と資金を投じて勝利を目指している。2005年と2006年にフェルナンド・アロンソとともに達成したようにね」
「勝利するためには、僕たちには2年か3年という期間が必要になるだろう。だけど、僕はルノーを信頼しているよ」
■吐き気とも戦っていた開幕戦
メルボルンで行われた今季のF1開幕戦オーストラリアGPでは決勝レース中に体調が悪くなっていたと伝えられていたサインツだが、今回そのときのことを次のように語った。
「レースの30分前にバナナを2口ほど食べたんだけど、それがうまく下りていかなかったんだ」
「そして、レースが始まって20分間は飲料水が止まらなくなったんだ。だけど僕はチューブを動かすことができなかった。そうすれば無線のマイクがぬれてしまうからね」
「20周目にはもう僕は水を飲むことができなくなっていたし、赤いアイソトニック飲料でずぶぬれになった状態でレースを終えることになったよ。僕は吐く寸前だったけれど、あのスピードでそうしたらどうなるかを見たいとは思わなかったよ。そんなことは絶対にしたくないね!」
そう語ったサインツだが、今週末に行われるF1第2戦バーレーンGP(8日決勝)に向けては体調の問題もないようだ。