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ハース、開発ドライバー2名との契約を延長

2018年03月30日(金)17:34 pm

ハースF1チームがこのほど2人の若手ドライバーと開発ドライバー契約を延長したことを発表した。

今季のハースの正ドライバーは昨年に引き続きロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンが務めている。だが、現時点ではリザーブドライバーというポジションは設けられていない。

そのハースで昨年開発担当ドライバーを務めていたアメリカ人ドライバーのサンティノ・フェルッチとインド人ドライバーのアルジュン・マイニが今年もその役割を継続することが28日(水)と29日(木)に相次いで発表されている。

19歳のフェルッチは2016年からハースの開発ドライバーを務めており、今年も3年連続でその役目を負うことになる。フェルッチはそのかたわら2016年にはGP3選手権にエントリーし、18戦を戦ってランキングは12位。翌2017年にも同選手権で6レースに出走するとともにF2選手権にも参戦し10レースを戦ってランキング22位という成績を残している。フェルッチは2018年シーズンもF2に参戦することになっている。

20歳のマイニは2016年にGP3に参戦。全18レース中16レースに出走し、年間ランキングは10位となっている。マイニも2017年にGP3と並行してハースと開発ドライバー契約を結んでいる。この年のGP3はランキング9位で終えている。マイニも2018年にはF2に挑戦することが決まっており、フェルッチ同様ハースの開発担当を務めながらF1昇格のチャンスを求めてF1直下のカテゴリーで戦うことになる。

2016年にF1への挑戦を開始したアメリカンチームのハースは、3年目の今年は大幅にパフォーマンスを改善していている。先週末に行われた今季の開幕戦オーストラリアGP決勝では信じられないようなピット作業ミスが発生して2台ともにリタイアとなったものの、予選でマグヌッセンが6番手、グロージャンが7番手につけると、決勝でリタイアを喫する前はそれぞれ4番手と5番手に順位を上げていた。

開幕戦ではノーポイントに終わったものの、今年はハースが3強チームと言われるメルセデス、フェラーリ、レッドブルに次ぐ位置につく最有力候補だろうとの下馬評も高く、今後の同チームの活躍に目が離せない状況となっている。

今年も開発ドライバーを継続することになったフェルッチとマイニにとってはF2シリーズで可能な限りその存在感を示し、まずは来年のリザーブドライバー昇格を目指すのが今季の目標となりそうだ。

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