フォース・インディアのチーム副代表を務めるロバート・ファーンリーが、現在チーム存続をかけて戦っていると語った。
かつて世界的大富豪として知られたインド出身のビジェイ・マリヤがオーナーを務めるフォース・インディアだが、近年マリヤがインドにおいて詐欺容疑で告発されるなど厳しい状況を迎えており、チームの財政状態も悪化をたどっていると伝えられている。
■あと1か月ほどで生き残れるかどうかが決まる
そんな中、ファーンリーは現在2018年のチーム予算を確保しようと必死になっているところだとドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に次のように語った。
「今後4週間のうちに我々が生き残れるかどうかが決まるだろう」
「私は短期間のうちに大金をかき集めなくてはならないよ」
■ウィリアムズに拒否されていたF1分配金前借り
以前、フォース・インディアはF1収益分配金を前借りすることで急場をしのいだこともあったと伝えられている。
だが、ファーンリーはこの件に関して次のように語った。
「そのためにはほかのチームの承認を得る必要があるんだ。そして今回はウィリアムズが拒否したんだ」
■身売り交渉も進行中だが・・・
フォース・インディアに関しては世界中からスポンサーを獲得できるよう「インディア」という表記をはずした新名称に変更する計画があったものの、それも2018年シーズンには間に合わなかったことが明らかとなっている。
また、最近ではイギリスのエナジー飲料メーカーを中心とするコンソーシアムがチーム運営に介入することも話し合われていると報じられている。
2016年と2017年に2年連続でコンストラクターズランキング4位に位置したフォース・インディアだが、実際のところその台所事情はかなり厳しいのが現実のようだ。
ファーンリーは次のように付け加えている、
「今後2、3週間のうちになんとかできるかもしれないプランもあるんだ」